プロ野球バカ一代

巨人生え抜き右打者は本塁打40本は居ない?岡本和真が挑む!

2018年シーズン、4年ぶりのセ・リーグ優勝を目指した巨人ですが、優勝に向けてひた走る広島カープに2年連続で大きく負け越して(9月7日現在、5勝16敗1分)しまい、優勝どころか、勝率5割、クライマックスシリーズ進出すらも危ぶまれる状況です。

巨人ファンのTwitterなどのSNSをチェックしていると、もちろん優勝戦線から脱落したことを残念に思う一方で、岡本和真選手、吉川尚輝選手、重信慎之介選手、今村信貴投手らの若い選手の台頭があり、「ポジ要素(ポジティブ、前向きになれる要素)が多い」と言っています。

特に、プロ4年目22歳で4番(第89代)を張り、堂々たる成績を残している岡本和真選手の覚醒が大きなポジ要素のようですね。

岡本和真選手が居ないかったら2018年の巨人は…?と思ってしまうほど。

巨人に限らずの歴代4番打者は錚々たる選手で、ホームランを量産する選手がたくさんいました。

ただ、ホームラン40本を記録した日本人右打者って、そんなに多くないって、ご存知でしたか?

巨人の生え抜きの日本人右打者に至っては、ホームラン40本を打った選手は、実は「ゼロ」なんです。

将来、岡本和真選手にかかる期待は大きいですね!

では、本塁打40本を記録した選手を振り返りましょう。

日本プロ野球歴代40本塁打記録選手は?

日本プロ野球の歴代のシーズン本塁打記録を振り返ってみましょう。

2017年シーズン終了後までに、95回、40本塁打以上が記録されています。

全てを紹介すると膨大なデータになりますので、複数回記録している選手は、一番多く打った年と本塁打数を紹介しますね。

選手名 所属 HR数 打席 40HR達成回数
W・バレンティン ヤクルト 2013 60 1回
王貞治 巨人 1964 55 13回
T・ローズ 近鉄 2001 55 7回
A・カブレラ 西武 2002 55 3回
R・バース 阪神 1985 54 2回
野村克也 南海 1963 52 5回
落合博満 ロッテ 1985 52 2回
小鶴誠 松竹 1950 51 1回
松井秀喜 巨人 2001 50 3回
R・ブライアント 近鉄 1989 49 2回
A・ラミレス 巨人 2010 49 3回
掛布雅之 阪神 1979 48 2回
C・マニエル 近鉄 1980 48 2回
中村剛也 西武 09・11 48 3回
T・ウッズ 中日 2006 47 3回
C・ブラゼル 阪神 2010 47 1回
村田修一 横浜 2008 46 1回
選手名 所属 HR数 打席 40HR達成回数
西沢道夫 中日 1950 46 1回
中村紀洋 近鉄 2001 46 2回
松中信彦 ソフトバンク 2005 46 2回
藤村富美男 大阪 1949 46 1回
田淵幸一 阪神・西武 75・80 45 3回
T・ソレイタ 日本ハム 1980 45 2回
大杉勝男 東映 1970 44 3回
山本浩二 広島 77・78・80 44 5回
門田博光 南海 1981 44 4回
R・ペタジーニ ヤクルト 1999 44 2回
小久保裕紀 ダイエー 2001 44 2回
F・セギノール 日本ハム 2004 44 1回
岩村明憲 ヤクルト 2004 44 1回
阿部慎之助 巨人 2010 44 1回
筒香嘉智 横浜DeNA 2016 44 1回
秋山幸二 西武 1987 43 3回
長池徳二 阪急 1973 43 4回
J・ズレータ ソフトバンク 2005 43 1回
選手名 所属 HR数 打席 40HR達成回数
新井貴浩 広島 2005 43 1回
別当薫 毎日 1950 43 1回
山崎武司 楽天 2007 43 1回
ブーマー・W 阪急 1986 42 2回
L・パリッシュ ヤクルト 1989 42 1回
O・デストラーデ 西武 1990 42 2回
イ・スンヨプ 巨人 2006 41 1回
レオン・リー ロッテ 1980 41 1回
宇野勝 中日 1985 41 1回
T・ブランコ 横浜DeNA 2013 41 1回
多村仁 横浜 2004 40 1回
D・ロバーツ サンケイ 1968 40 1回
土井正博 近鉄 1971 40 1回
H・ブリーデン 阪神 1976 40 1回
G・マーチン 中日 1976 40 1回
A・ギャレット 広島 1978 40 1回
R・デービス 近鉄 1985 40 1回
金本知憲 阪神 2005 40 1回
G・ラロッカ 広島 2004 40 1回

巨人の生え抜き日本人打者で40本塁打はゼロ

日本プロ野球で40本塁打を打ったスラッガーたちの名前を見てみると、錚々たる面々が並んでしますね…。

2017年シーズン終了後までに、右打者は32人達成していますし、巨人の強打者も、何人も達成していますね。

王貞治、松井秀喜、アレックス・ラミレス、阿部慎之助、イ・スンヨプという球界を代表するスラッガーですよね。

表では省略していますが、タフィ・ローズは2004年に巨人で45本、小久保裕紀も2004年に41本を巨人で記録しています。

ただ、「巨人の生え抜き日本人の右打者」となると1人もいません。

長嶋茂雄、原辰徳といったスター選手もシーズン40本塁打を達成できていません。

そこに挑まんとする、岡本和真選手には相当な期待が集まることが間違いないですね!

岡本和真の2018年の成績を予想

2018年の巨人の一番のポジ要素である岡本和真選手。

春季キャンプで松井秀喜臨時コーチに直接指導を受け、大きく花開いた岡本和真選手の眩しいばかりの活躍は、坂本勇人選手が出てきた時以来の興奮を巨人ファンは感じているでしょう。

そんな岡本和真選手の2018年9月7日現在の成績を見てみましょう。

出場 安打 打率 本塁打 打点 得点圏 出塁率 OPS
125 150
(2位)
.316
(10位)
29
(5位)
91
(3位)
.351
(7位)
.399
(10位)
.950
(6位)

岡本和真選手が将来の4番を担う大器だということは分かっていましたが、これほどまでの成績を2018年に残すとは予想していませんでした。

何よりの驚きは「打率」「安打数」ですよね!

ホームランを打てる打者と思っていましたが、ここまで打率を残せる打者とは思っていませんでした。

2018年には、3割、30本、100打点を達成して欲しいですね。

坂本勇人選手以降の野手が出てこない、と長年言われていましたが、岡本和真選手がその声を止めてくれそうですね!

岡本和真選手の2018年最終成績は、

打率:.310

本塁打:35

打点:105

を期待します!

ちなみに、岡本和真選手が2018年に100打点を達成したら、22歳のシーズンでの100打点ということで、最年少100打点の日本記録となります。

過去の日本記録は、王貞治、松井秀喜、山田哲人ら6人が達成した23歳になるシーズンの100打点が最年少記録です。

【追記10月10日】岡本史上最年少3割30本100打点達成

岡本和真選手が最終試合で魅せてくれましたね!

「史上最年少100打点」にあと「3」まで迫って迎えた10月9日の甲子園での最終戦、7回の第4打席で勝ち越しとなる32号ソロホームラン、そしてシーズン最終打席となった8回の第5打席にランナー1人を置いて、33号2ランホームランで、2018年シーズン100打点を達成!

上記で紹介したように、史上最年少の22歳3か月でのシーズン100打点で、さらに「3割、30本、100打点」も達成(最終成績、打率.309 HR33 打点100)しました。

村田修一選手から受け継いだ背番号「25」が眩しく輝いていますね!

クライマックスシリーズなどのポストシーズン、そして2019年シーズン以降も楽しみですね!

坂本勇人2019ホームランペースは?巨人右打者40本は居ない?

CSファーストステージの過去の勝利チームの順位の傾向は?

阿部慎之助ホームラン229人の日本記録被弾投手一覧内訳

坂本勇人の安打数のペースが異常?通算安打日本記録超えは?

まとめ

日本プロ野球歴代の40本塁打以上を記録した選手を紹介しました。

その中で、巨人の生え抜きの右打者が40本塁打を記録したことがない、という意外な事実と、その偉業を達成してくれそうな岡本和真選手への期待をつらつらを書かせていただきました。

岡本和真選手、吉川尚輝選手、重信慎之介選手、今村信貴投手ら、20代前半の選手が来シーズン以降に大きな期待を持たせてくれている活躍を見せた2018年。

優勝こそ逃すことが濃厚ですが、巨人にとって実りの多い1年になるかもしれませんね。