プロ野球バカ一代

長野久義が丸の人的補償で広島カープ移籍…内海に続く流出

2019年1月7日、巨人を揺るがす衝撃のニュースが飛び込んできましたね!

長野久義選手が、FAで加入した丸佳浩選手の人的補償として、広島カープへ移籍することが関係者の取材で分かったとのことですが、決定の情報です。

内海哲也投手が西武に流出したことに続いて、長野久義選手が広島カープへ人的補償で移籍するとは…。

長野久義選手をプロテクトに入れなかった巨人、丸佳浩選手の人的補償として長野久義選手を選んだ広島カープ。

両球団の思惑などを見ていきましょう。

長野久義の年齢や出身などのプロフィール

丸佳浩選手の人的補償として、広島カープへの移籍が決まった長野久義選手の年齢や出身地などのプロフィールをチェックしましょう。

長野久義選手のプロフィール
選手登録名:長野 久義

よみ:ちょうの ひさよし

出身地:佐賀県三養基郡基山町

生年月日:1984年12月6日

2019開幕時年齢:34歳

身長:180センチ

体重:85キロ

利き手:右投げ右打ち

ポジション:外野手(右翼・中堅)

ドラフト:2009年ドラフト1位

出身校なども含めた経歴
・筑陽学園高校
・日本大学
・Honda
・巨人(2010~2018)
・広島(2019~ )

長野久義選手は2006年ドラフト会議で日本ハムから4巡目で指名されましたが、巨人入りを熱望していたため拒否し、本田技研(Honda)へ入社しました。

その2年後、2008年ドラフト会議でロッテから2巡目で指名されましたが、同じく拒否し、2009年ドラフト会議で巨人から1位指名を受けて入団しました。

2度も他球団の入団を拒否して巨人に入団した選手を、人的補償のプロテクトから外すのは…いくらなんでも冷たい気はしますけどね。

広島カープは外野手のベテランが欲しかった?

広島カープは2018年に、チームの精神的支柱である新井貴浩選手が引退し、チームの攻守の要だった丸佳浩選手が巨人にFAで移籍しました。

丸佳浩選手抜けた穴となるセンターには、野間峻祥選手が入ることが濃厚ですが、丸佳浩選手のようにシーズンフル出場を望むのは酷な話でしょう。下水流昴選手らも台頭してきていますが、若い外野手が多いことに不安を覚えたのかもしれませんね。

そこへ経験豊かな長野久義選手が常にバックアップでベンチにいてくれれば、スタメン起用もできますし、心強い存在になるでしょう。

長野久義選手は新井貴浩選手のように背中やプレーでチームを鼓舞するタイプの選手ではないことは、巨人でのプレーぶりを見ていれば分かることですが、それは巨人に居たからそうしなかっただけで、広島のような若いチームに籍を置くことで、プレースタイルも変わるかもしれません。

若い選手や外国人選手への配慮、心配りは、巨人時代からも定評がありましたからね。

Twitterでも長野久義選手の「気遣い」ネタは底が尽きることはありません。

長野久義と内海哲也の共通点は巨人以外入団拒否

西武からFAで獲得した炭谷銀仁朗捕手の人的補償で移籍することになった内海哲也投手の時も、とんでもない衝撃が走りましたよね。

そんな内海哲也投手と長野久義選手の共通点と言えば、ドラフトで「巨人以外は入団拒否」を実行した選手だということです。

内海哲也投手がプロテクトリストから外れていたわけですから、今回、長野久義選手がプロテクトのリスト28人から外れていても不思議ではないような気はします。

長野久義選手の「一筋貫く夢の弾道」が、まさか広島のマツダスタジアムに着弾することになるとは…、本人もジャイアンツファンも予想していなかったですね…。

原辰徳監督の長野久義の評価は低い?

原辰徳監督が第二次政権の時、このように言っていたことを覚えています。

「阿部、坂本、村田、長野の4人は、やってもらわないと困る選手だ」

ところが、2014年の膝の怪我以降、外角のスライダーを力なく空振りする姿、チャンスで内角のボールをひっかけてショートゴロ併殺打で力なく一塁まで走る姿が頻繁に見られるようになりました。

そんな時、原監督は
「長野はランナー無しでも1人でエンドランをしている」
「視力検査を受けなさい」
と酷評していました。

期待の裏返しだったとは思うのですが…。

「サカチョー」と並び称された坂本勇人選手は、押しも押されぬ日本プロ野球界のスーパースターへと上り詰めたにもかかわらず、長野久義選手は期待に見合った成績を残すことはできませんでした。

私的には、陽岱鋼選手が人的補償のプロテクトから外れているのではと思っていましたが、長野久義選手がプロテクト外だったとは…。

同じくベテランの亀井善行選手の評価が、原監督の中で非常に高いことは、WBC2009の時から周知の事実ですからね。

巨人の外野手は飽和状態…若手に期待している?

巨人の外野手はまさに飽和状態です。

丸佳浩、長野久義、亀井善行

A・ゲレーロ、陽岱鋼、石川慎吾

重信慎之介、松原聖弥、和田恋 etc…

原辰徳監督は若い選手に期待しているのかもしれませんね。

そこは賛成なのですが、だったらなぜ丸佳浩選手をFAで獲得するのよ?って、話にもなりますが、そこは置いときましょう。

そう考えると、年長者であり、怪我持ちである長野久義選手が、プロテクトから外れても仕方ないかなとは思いますが…。

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まとめ

長野久義選手の広島カープへの人的補償による移籍が決まったので、色々と思うところを書いてみました。

〇他球団入団拒否をした経緯のある内海哲也投手がプロテクト外だった
〇原辰徳監督の評価があまり高くない(?)
〇広島カープはベテランが欲しい
〇巨人の外野は飽和状態

血も涙もない判断をするなら長野久義選手が、巨人のプロテクトリスト28人から外れていても仕方のない状況かもしれませんね。

Twitter上でもファンからのブーイングが止まりませんが、原辰徳監督はある意味、退路を断ったのかもしれません。

広島カープでも長野久義選手が活躍することを祈っています。