プロ野球バカ一代

トリプル1000とは?歴代達成者11人一覧と福留孝介が間近?

トリプル1000ってご存知ですか?

私は正直知りませんでしたし、記録達成ごとが好きなメディアが勝手に作ったものだとは思います。

日本プロ野球(NPB)での打者の記録で「打点」「得点」「四球」の3つの要素がありますが、この3つの部門で「1000」を記録することを「トリプル1000」と言うようです。

山田哲人選手と柳田悠岐選手のトリプルスリー、上原浩治投手のトリプル100に続けとばかりの造語ですが、素晴らしい記録であることは間違いないですね。

このトリプル1000を2019年に達成しそうなのが、阪神タイガースの福留孝介選手です。

NPB歴代のトリプル1000達成者の一覧を紹介するとともに、福留孝介選手があとどれくらいでトリプル1000を達成できるかを紹介します。

トリプル1000の価値とは?どんな要素が求められる?

打者としてプロ野球選手になったなら、記録として誰もが目指すところは、「2000本安打」ではないでしょうか?

名球会入りの条件としてあげられる「2000本安打」は、野球の基本であるヒットを多く打つという点で、良い打者としての一番の指針になります。

では、トリプル1000(打点・得点・四球)の要素はどういったものでしょうか?

打点を稼ぐには得点圏にランナーを置く打順を打つ選手が有利ですが、チャンスに強い勝負強さが求められます。

得点が多いということは、ホームに帰ってくるための走力や判断力を求められます。

四球は、ヒットを打つだけでなく出塁するためにフォアボールを選ぶ選球眼、さらには得点圏で勝負を避けられるような打者である必要があります。

なので、この打点、得点、四球で「1000」を記録することは、打者としての高い資質をさらに求められる指標になるわけですね。

では、日本プロ野球(NPB)でトリプル1000を達成しているレジェンドをチェックしましょう。

トリプル1000の歴代達成者一覧

日本プロ野球(NPB)で、トリプル1000を達成しているレジェンドの一覧を紹介します。

2019年開幕前の時点での達成者一覧で、たった11人しか達成できていません。

順番は打点の順位で並べています。

カッコ内には、その部門の通算記録のランキングを紹介しています。

選手名 打点
(順位)
得点
(順位)
四球
(順位)
王貞治 2170
(1位)
1967
(1位)
2390
(1位)
野村克也 1988
(2位)
1509
(4位)
1252
(7位)
門田博光 1678
(3位)
1319
(9位)
1273
(6位)
張本勲 1676
(4位)
1523
(3位)
1274
(5位)
落合博満 1564
(5位)
1335
(8位)
1475
(2位)
清原和博 1530
(6位)
1280
(11位)
1346
(4位)
金本知憲 1521
(8位)
1430
(5位)
1368
(3位)
山本浩二 1475
(10位)
1365
(7位)
1168
(9位)
中村紀洋 1348
(13位)
1076
(28位)
1030
(15位)
山内一弘 1286
(18位)
1218
(15位)
1061
(13位)
立浪和義 1037
(39位)
1175
(17位)
1086
(11位)

錚々たるレジェンドが11人並んでいますね。

こういった打者の通算ランキングを見るたびに、王貞治さんの数字の飛び抜け具合に毎回驚かされます…。

福留孝介はトリプル1000まであと?日米通算は?

阪神タイガースの福留孝介選手が2019年に達成するかもしれない記録である、「トリプル1000」という記録。

あとどれくらいまで迫っているかを見てみましょう。

2019年、開幕前の福留孝介選手の打点、得点、四球です。

打点:998(あと2)

得点:981(あと19)

四球:922(あと78)

フォアボールがあと「78」個なのですが、昨シーズンは「72」、2017年は「79」と、射程圏内です!

ちなみにですが、これは日本プロ野球での記録で、5年間メジャーで活躍した福留孝介選手は、日米通算だとすべてクリアしています。

打点:1193

得点:1245

四球:1229

やはり、福留孝介選手の記録はスゴイです!

まとめ

阪神タイガースの福留孝介選手が2019年に達成するかもしれない「トリプル1000」という記録について紹介しました。

歴代の達成者はレジェンドばかり。

高校の段階で即戦力と言われ、2019年4月26日に42歳になる衰え知らずの福留孝介選手が、そこへ名を連ねても遜色ないです。

2019年の福留孝介選手の活躍に注目ですね!