プロ野球バカ一代

能見さん戦力外で阪神退団|コーチ打診なしで引退も

能見さんが阪神タイガースから戦力外通告を受けて退団へ…。

能見さんの愛称やいつまでも若々しいイケメンでプロ野球ファンに親しまれている阪神タイガースのベテラン左腕、能見篤史投手が戦力外通告を受け、阪神タイガースを退団することが決定しました。

2004年オフに入団以来、阪神タイガース一筋、タテジマ一筋の能見篤史投手に待ち受けていたのは、生涯阪神タイガースでもなく、阪神タイガースの投手コーチへの打診でもなく、戦力外通告からの退団でした…。

2019年オフの鳥谷敬選手に対する対応といい、野球ファンとしては阪神タイガースってこういう残念なところがありますよね…。

能見篤史投手は現役続行を希望しているので、他球団からの誘いを待つことになりますが、引退する可能性もゼロではありません。

このページでは、阪神タイガースのベテラン左腕、能見篤史投手の過去の成績や年俸推移、そして阪神タイガースの功労者に対する晩年のマズイ対応の歴史を振り返ります。

能見篤史投手のプロフィール|年齢は?

2020年、阪神タイガースを退団することが決定的となった能見篤史投手のプロフィールを見ていきましょう。

能見篤史投手のプロフィール
選手登録名:能見 篤史

よみ:のうみ あつし

愛称:能見さん、ノウミサン

出身地:兵庫県出石郡出石町
 (現在の「兵庫県豊岡市」)

生年月日:1979年5月28日

2020退団時年齢:41歳

身長:180センチ

体重:72キロ

投球打席:左投げ左打ち

ポジション:投手(先発・中継ぎ)

ドラフト:2004年自由獲得枠

背番号:14(2005年 ~ 2020年)

出身高校などの経歴
・鳥取城北高校
・大阪ガス
・阪神(2005 ~ 2020)

2004年に逆指名で能見篤史投手は阪神タイガースに入団しました。「自由獲得枠」は現在は廃止されています。

中継ぎ投手としてここ数年活躍し、40代投手としての最多登板日本プロ野球記録「51試合」を記録する鉄腕ですが、私の中では、日本一投球フォームが美しい先発投手のイメージが強いです。

まだまだ投げることができると思うのですが…。

能見篤史の通算成績と年俸推移は?

能見篤史投手のこれまでの通算成績と年俸推移を見ていきましょう!

2020年10月24日時点での通算成績です。

【能見篤史投手の通算成績】

登板 投球回 勝利 敗戦 ホールド セーブ 奪三振 防御率
440試合 1715回 104勝 93敗 50H 1S 1477個 3.34

【獲得タイトルと主な表彰】
・最多奪三振(2012年・172個)
・月間MVP 5回

【能見篤史投手の年俸推移】
年齢は、その年のシーズン終了後の年齢です。

年・年齢 年俸 前年比
2005・26歳 1500万円
2006・27歳 1800万円 △300万
2007・28歳 1800万円 増減なし
2008・29歳 2000万円 △200万
2009・30歳 1800万円 ▼200万
2010・31歳 5000万円 △3200万
2011・32歳 5000万円 増減なし
2012・33歳 1億円 △5000万
2013・34歳 1億2000万円 △2000万
2014・35歳 1億5000万円 △3000万
2015・36歳 1億4000万円 ▼1000万
2016・37歳 1億4000万円 増減なし
2017・38歳 1億3000万円 ▼1000万
2018・39歳 1億2000万円 ▼1000万
2019・40歳 1億1000万円 ▼1000万
2020・41歳 9500万円 ▼1500万

【総年俸】
12億9400万円

能見篤史は現役続行希望…引退の可能性も?

能見さんこと能見篤史投手は、16年間所属した阪神タイガースを退団することが決定的となりましたが、現役続行を希望しています。

1979年生まれの能見篤史投手は、2020年で41歳を迎え大ベテランの領域に入っています。

とはいえ、2019年には40代投手としての最多登板である日本プロ野球記録「51試合」を樹立するなど、その鉄腕ぶりは健在です。

もし、能見篤史投手を獲得する球団があるなら、私個人的には先発での能見さんを見たいです。

中継ぎに回ってからはセットポジションで投げるようになりましたが、先発でのあの美しいワインドアップの投球フォームをもう一度見たいです。

獲得する球団があるかどうかは微妙なところだと思います。

当然ですが、獲得に乗り出す球団が無ければ、能見篤史投手は引退を決断することになるでしょう。

それにしても、阪神タイガースって功労者への引き際の対応が何とも下手クソな球団ですよねぇ。

鳥谷敬選手に対してもそうだったし。

鳥谷・今岡・田淵・江夏ら阪神の功労者切り

阪神タイガースの功労者に対して、コーチ打診やフロント入りなどのポストを用意した上で引退を勧めることをせず、容赦なく戦力外通告をする対応は、もはや十八番と言ってもいいかもしれません。

2019年、衰えは隠せなくなったものの人気絶大で当時のミスタータイガースだった鳥谷敬選手に引退勧告を突きつけました。

構想外になっていても、打撃コーチと兼任で現役を続ける道を与えたり、そのままコーチになる流れを作ることすらしませんでしたね。

2003年、2005年の優勝に貢献した天才打者、今岡誠選手に対しても、構想から外れるとあっさりと戦力外通告。トライアウトに参加する今岡誠選手を見て、当時オリックス監督だった岡田彰布監督は「何であんな晒し者にすんねん」と、阪神を批判しましたね。

ミスタータイガース掛布雅之さんが引退からタテジマのユニフォームを着るまでに、25年もの歳月を要しました。これも、確執を残しての引退になったからでしょう。

これ以前になってくると私が生まれる頃の話になるのであまり分かりませんが、田淵幸一さんや江夏豊さんにもマズい対応があったようですね。

今回の能見篤史投手への対応と言い、もはや、阪神タイガースの伝統の一つだと言えるでしょう。

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まとめ

能見さんこと、阪神タイガースの能見篤史投手が阪神タイガースから戦力外通告を受けて、退団することが決定的になりました。

それを受けて、能見さんの成績や引退の可能性、そして、阪神タイガースの過去の功労者への対応のマズさを紹介しました。

能見篤史投手には、まだまだ現役を続けてほしいです。

タテジマのユニフォーム以外でも、あの美しい投球フォームを見せてほしい。

そして、まだまだできることを阪神タイガースに見せつけてほしいです。