原辰徳監督が就任した2018年オフ。
潤沢な資金による補強を厭(いと)わない巨人ですが、私が記憶している限り、2018年オフの補強と、引退を含めた退団による出入りの激しさは、一番ではないかなと思います。
特筆すべきは、FAで獲得した丸佳浩選手の人的補償として広島カープへ移籍した長野久義選手、同じくFAで獲得した炭谷銀仁朗捕手の人的補償として西武に移籍した内海哲也投手ですね。
Twitterでも多くの巨人ファン、そして他球団ファンからも、この生え抜きスター選手2人がプロテクト外だったことに驚きを隠せないようですね。
そんな巨人の2018年オフの入団選手と退団選手をまとめましたので、チェックしてくださいね。
もくじ
巨人に2018年ドラフト会議指名で入団した選手一覧
巨人に2018年のドラフト会議で指名を受け、入団した選手を紹介しますね。
年齢は、2019年シーズン開幕時の年齢です。
選手名 | 年齢 | 守備位置 | 出身 | 指名順位 |
高橋優貴 | 22歳 | 投手 | 八戸学院大学 | ドラフト1位 |
増田陸 | 18歳 | 内野手 | 明秀日立高校 | ドラフト2位 |
直江大輔 | 18歳 | 投手 | 松商学園高校 | ドラフト3位 |
横川凱 | 18歳 | 投手 | 大阪桐蔭高校 | ドラフト4位 |
松井義弥 | 18歳 | 内野手 | 折尾愛真高校 | ドラフト5位 |
戸郷翔征 | 18歳 | 投手 | 聖心ウルスラ 高校 |
ドラフト6位 |
山下航汰 | 18歳 | 内野手 | 健大高崎高校 | 育成 ドラフト1位 |
平井快青 | 18歳 | 投手 | 岐阜第一高校 | 育成 ドラフト2位 |
沼田翔平 | 18歳 | 投手 | 旭川大学高校 | 育成 ドラフト3位 |
黒田響生 | 18歳 | 内野手 | 敦賀気比高校 | 育成 ドラフト4位 |
ドラフト指名が6選手、育成ドラフト指名が4選手で、計10人が巨人にドラフト入団しました。
巨人に2018年オフにFAやトレード等の契約で入団した選手一覧
巨人に2018年のドラフト以外での契約(FA、トレード、自由契約選手など)で入団した選手を年齢順に紹介しますね。
年齢は、2019年シーズン開幕時の年齢です。
選手名 | 年齢 | 守備位置 | 前所属 | 入団経緯 備考等 |
上原浩治 | 43歳 | 投手 | 巨人 | 自由契約から 再契約 |
岩隈久志 | 37歳 | 投手 | マリナーズ | ・自由契約 ・日米通算170勝 |
中島宏之 | 36歳 | 内野手 | オリックス | ・自由契約 ・通算1759安打 |
ライアン・ クック |
31歳 | 投手 | マリナーズ | ・自由契約 ・MLB通算236登板 |
炭谷銀仁朗 | 31歳 | 捕手 | 西武 | FA移籍 |
丸佳浩 | 29歳 | 外野手 | 広島 | ・FA移籍 ・2年連続セMVP |
クリスチャン・ ビヤヌエバ |
27歳 | 内野手 | パドレス | ・契約権利売却 ・昨季MLB20HR |
イスラエル・ モタ |
23歳 | 外野手 | ドミニカリーグ | 育成契約 |
山下亜文 | 22歳 | 投手 | ソフトバンク | ・戦力外 ・トライアウト後 育成契約 |
レイミン・ ラモス |
22歳 | 投手 | レイズ傘下 | 育成契約 |
FAで獲得した選手が2人、自由契約の選手と契約を結んだのが3人、新外国人助っ人が2人、育成契約が3人で、計10人の補強を敢行しています。
巨人で2018年限りで現役引退した選手一覧
巨人に2018年シーズン終了まで所属し、現役を引退した選手の一覧を、年齢順に見ていきましょう。
2018年シーズンオフの引退選手は、功労者が非常に多いですね。
年齢は、2018年の誕生日を迎えた年齢です。
選手名 | 年齢 | 主な成績 | 引退後去就 |
杉内俊哉 | 38歳 | 142勝77敗 防御率2.95 2156奪三振 |
巨人ファーム 投手コーチ |
脇谷亮太 | 37歳 | 850試合出場 | 巨人スカウト |
寺内崇幸 | 35歳 | 670試合出場 | BCリーグ 栃木GB監督 |
山口鉄也 | 35歳 | 52勝27敗 29S 273H 防御率2.34 9年連続 60試合登板 |
ジャイアンツ アカデミーC |
西村健太朗 | 33歳 | 38勝34敗 81S 77H 防御率3.12 |
ジャイアンツ アカデミーC |
成瀬功亮 | 26歳 | 一軍登板なし | ジャイアンツ アカデミーC |
辻東倫 | 24歳 | 43試合出場 | ジャイアンツ アカデミーC |
巨人を2018年オフに退団した選手一覧
巨人に2018年シーズン終了まで所属し、オフに退団した選手の一覧を、年齢順に見ていきましょう。
特に、人的補償で移籍することになった長野久義選手、内海哲也投手の衝撃がすごかったですね。
年齢は、2018年の誕生日を迎えた年齢です。
選手名 | 年齢 | 退団理由 | 去就 |
内海哲也 | 36歳 | 人的補償 | FA炭谷の補償 西武移籍 |
ケーシー・ マギー |
36歳 | 戦力外 | 未定 (引退示唆) |
長野久義 | 34歳 | 人的補償 | FA丸の補償 広島移籍 |
アルキメデス・ カミネロ |
31歳 | 戦力大 | メッツ マイナー契約 |
中井大介 | 29歳 | 戦力外 | トライアウト後 横浜DeNA移籍 |
橋本到 | 28歳 | 金銭トレード | 楽天移籍 |
篠原慎平 | 28歳 | 戦力外 | 未定 |
青山誠 | 27歳 | 戦力外 | 社会人野球 JX-ENEOS |
河野元貴 | 27歳 | 戦力外 | 未定 |
松澤裕介 | 26歳 | 戦力外 | (株)タニモト 入社 |
田中大輝 | 26歳 | 戦力外 | 未定 |
廖任磊 | 25歳 | 戦力外 | トライアウト後 西武移籍 |
→ 内海を西武が人的補償で選んだ理由|パ相性とFA巨人出戻り?
→ FA移籍の人的補償選手の歴代一覧|活躍した選手の成績は?
まとめ
巨人の2018年オフの入団と退団の選手一覧を紹介しました。
Twitterのトレンドワードで、上位を独占するくらいの影響力を及ぼした、FAでの丸佳浩選手のFA移籍、そして、人的補償で流出することになった長野久義選手と内海哲也投手の退団。
巨人ファンだけでなく、他球団ファンも、FA移籍の制度(特に人的補償)について議論が飛び交っていますね。
阿部慎之助捕手がコメントで言っていた「これがルール」ということが全てですね。
それにしても、監督だけでなく、人事を含めた全ての権力を掌握している原辰徳監督のラスボス感が半端ではないということを感じた、2018年オフのストーブリーグでした。