阪神タイガースのセ・リーグ優勝に向けての鬼門と言えば、夏の高校野球が開催される時期に、本拠地「甲子園」を使えない間、ビジターの試合が続く「死のロード」ですよね。
京セラドーム大阪で主催試合を開催できるようになってからは、ビジターの試合ばかりでは無くなったのですが、聖地「甲子園」を使えない期間が続くのは、阪神タイガースにとってマイナス要素です。
ただ「死のロード」という言葉を使われることが多いのですが、実際のところの阪神タイガースの「死のロード」での成績や勝率って、どんな感じなのでしょうか?
このページでは、阪神タイガースの優勝への鬼門と言われる「死のロード」の過去10年の成績や勝率、そして、私が知る限りの阪神タイガースが優勝した1985年、2003年、2005年の死のロードの成績と勝率を紹介しますので、楽しんでいって下さいね!
夏の高校野球が開催されるにあたって阪神が甲子園を使用しない期間を「死のロード」ということですので、阪神の8月の月間成績というわけではありません。
もくじ
阪神 死のロードの過去10年の成績と勝率は?
阪神タイガースの過去10年(2008年~2017年)の死のロードの成績と勝率、そしてシーズン最終成績を紹介しますね。
では、1年ずつさかのぼる形でズラ~っと並べますので見ていきましょう!
2017年の振り返り
・金本知憲監督2年目
・糸井嘉男選手をFAで獲得
・大山悠輔選手、糸原健斗選手らルーキーの活躍
・中谷将大選手、秋山拓巳投手の飛躍
・対広島で9点差を大逆転勝利
「死のロード成績と勝率」
14勝9敗1分 勝率.609
「最終成績と順位」
78勝61敗4分 勝率.561
広島と10.0差の2位
クライマックスシリーズ1stステージ敗退
2016年の振り返り
・金本知憲監督1年目
・ルーキー高山俊選手の活躍
・鳥谷敬選手の不振でサード転向
・岩貞祐太投手、原口文仁選手のブレイク
「死のロード成績と勝率」
11勝9敗 勝率.550
「最終成績と順位」
64勝76敗3分 勝率.457
首位広島と24.5差の4位
(3位DeNAと5.0差)
2015年の振り返り
・和田豊監督4年目
・昨シーズンオフ 新井貴浩選手が広島復帰
・海外FAの鳥谷敬選手が残留
・目立った補強ができず
「死のロード成績と勝率」
12勝8敗 勝率.600
「最終成績と順位」
70勝71敗2分 勝率.496
首位ヤクルトと4.5差の3位
(2位巨人と3.0差)
クライマックスシリーズ1stステージ敗退
2014年の振り返り
・和田豊監督3年目
・日本シリーズ進出
・ゴメス選手、呉昇桓投手の助っ人が大当たり
「死のロード成績と勝率」
11勝10敗 勝率.524
「最終成績と順位」
75勝68敗1分 勝率.524
首位巨人と7.0差の2位
クライマックスシリーズを制して日本シリーズ出場
(ソフトバンクに1勝4敗で敗退)
→ 阪神タイガース2018年の応援歌とチャンテの歌詞を動画付で
2013年の振り返り
・和田豊監督2年目
・藤浪晋太郎選手をドラ1で獲得
・福留孝介選手、西岡剛選手を獲得
・藤川球児投手がメジャー挑戦
「死のロード成績と勝率」
14勝9敗 勝率.609
「最終成績と順位」
73勝67敗4分 勝率.521
首位巨人と12.5差の2位
クライマックスシリーズ1stステージ敗退
2012年の振り返り
・和田豊監督1年目
・下柳剛投手が自由契約で楽天へ
・9月に金本知憲選手が引退表明
「死のロード成績と勝率」
7勝14敗3分 勝率.333
「最終成績と順位」
55勝75敗14分 勝率.423
首位巨人と31.5差の5位
(4位広島と5.0差)
2011年の振り返り
・真弓明信監督3年目
・昨シーズンオフ 矢野燿大捕手が引退
・小林宏之投手をFAで獲得
・新井良太選手をトレードで獲得
「死のロード成績と勝率」
9勝9敗2分 勝率.500
「最終成績と順位」
68勝70敗6分 勝率.493
首位中日と9.0差の4位
(3位巨人と5.5差)
2010年の振り返り
・真弓明信監督2年目
・チーム打率.290を記録
・城島健司捕手、マートン選手を獲得
・金本知憲選手フルイニング記録途切れる
「死のロード成績と勝率」
10勝13敗 勝率.434
「最終成績と順位」
78勝63敗3分 勝率.553
首位中日と1.0差の2位
クライマックスシリーズ1stステージ敗退
2009年の振り返り
・真弓明信監督1年目
・赤星憲広選手負傷離脱しシーズンオフ引退
・新外国人メンチ選手が大外れ
・5月にブラゼル選手を獲得
「死のロード成績と勝率」
11勝10敗 勝率.524
「最終成績と順位」
67勝73敗4分 勝率.479
首位巨人と24.5差の4位
(3位ヤクルトと2.5差)
2008年の振り返り
・岡田彰布監督5年目
・7月9日 2位に最大13ゲーム差の首位
・7月22日 優勝マジック46点灯
・巨人の猛追に遭い優勝を逃す
「死のロード成績と勝率」
6勝8敗 勝率.429
「最終成績と順位」
82勝59敗3分 勝率.582
首位巨人と2.0差の2位
クライマックスシリーズ1stステージ敗退
阪神 死のロードの過去10年の通算成績と通算勝率は?
阪神の過去10年の死のロードの成績と勝率、最終成績などを各年ごとに振り返ってみました。
意外と、負け越していないということが分かりましたね。
もはや「死のロード」は鬼門ではない、ということが分かりますね。
過去10年の死のロードの通算成績と通算勝率をまとめてみましょう。
【2008年~2017年 死のロード】
通算成績:105勝99敗6分
通算勝率:.515
勝ち越し:6回
負け越し:3回
イーブン:1回
実は、過去10年に限って言えば、死のロードは苦手というよりもむしろ勝ち越していて、特にここ5年は、5年連続で勝ち越しています。
阪神ファンが恐れるのは、むしろ9月以降の失速のようですね。
阪神タイガースの9月以降の成績に関しては、別ページで紹介します。
阪神優勝の年の死のロード成績と勝率は?
私が生まれてから阪神タイガースが優勝したのは3回です。
1985年、2003年、2005年です。とは言え、1985年は生まれていただけの話ですが…。
目で見て確認したのは2003年と2005年ですね。
この年の阪神の死のロードの成績と勝率をチェックしておきましょうか。
【1985年 死のロード】
高校野球期間:8月8日~21日
成績と勝率
7勝6敗 勝率.538
【2003年 死のロード】
高校野球期間:8月7日~23日
成績と勝率
4勝11敗 勝率.267
死のロードは大きく負け越したものの、本拠地甲子園での8試合を7勝1敗で乗り切り、8月の通算成績を11勝12敗として、優勝に向けての大きな傷にはなりませんでした。
【2005年 死のロード】
高校野球期間:8月7日~23日
成績と勝率
9勝7敗1分 勝率.563
松山坊っちゃんスタジアムでの主催試合が2試合、京セラドーム大阪での3試合が含まれていて、この5試合を3勝1敗1分としていました。
これを差し引いても6勝6敗の五分で乗り切っていました。
→ 阪神の優勝への鬼門は9月?9月以降の勝率と成績はどうなの?
まとめ
阪神タイガースに付きまとう言葉「死のロード」に関して、成績や勝率などを紹介しました。
もはや、「死のロード」という言葉自体が「死語」と言っても良いかもしれませんね。
金本知憲監督3年目、2005年以来のセ・リーグ優勝に向けて、「死のロード」なんて気にせずに突き進んでほしいですね!
なにしろ、どの球場でも阪神ファンはたくさん入りますから!
(マツダスタジアム以外なら…)