巨人がこれまでFAで獲得してきた選手はたくさんいます。
「へぇ~、この選手もFAだったんだ」と思う選手もいます。
巨人は潤沢な資金を活用してFAで選手を獲得することが多いですが、強い時ってFAで獲得した選手の活躍もさることながら、生え抜き選手の成長や活躍を大きいから強いんですよね。
巨人の歴代のFAで獲得した選手の一覧と、それぞれの選手が残した成績、成功と言えるか失敗と言った方が良いかなどを、個人的見解で書かせていただきますので、楽しんでいってくださいね!
巨人の歴代FA獲得打者の成績と獲得時の年俸
巨人がFAで初めて獲得した選手は、中日ドラゴンズの主砲の落合博満選手でした。
それ以来、2018年オフ現在、捕手も含めて13人います。
私の個人的な評価(S、A、B、C、失敗)も含めて紹介しますね。
年はFA宣言したシーズンオフの年で、( )内はFA宣言した年の誕生日を迎えた年齢、年俸は巨人移籍初年度の年俸です。
在籍中の選手は、2018年終了時点での評価で、成績は2018年シーズン終了時点の成績です。
選手名 | 前所属 | 年 (年齢) |
年俸 | 所属 期間 |
出場 | 打率 (安打) |
HR | 打点 | 評価 |
落合博満 | 中日 | 1993 (40) |
3億8000万 (↑1億3000万) |
3年 | 352 | .296 (362) |
53 | 219 | S |
広沢克己 | ヤクルト | 1994 (32) |
1億8000万 (増減なし) |
5年 | 384 | .259 (296) |
56 | 178 | C |
清原和博 | 西武 | 1996 (29) |
3億6000万 (↑1億2000万) |
9年 | 846 | .266 (720) |
185 | 576 | B |
江藤智 | 広島 | 1999 (29) |
1億8000万 (増減なし) |
6年 | 627 | .256 (465) |
101 | 296 | A |
小笠原道大 | 日本ハム | 2006 (33) |
3億8000万 (増減なし) |
7年 | 701 | .296 (745) |
138 | 413 | S |
村田修一 | 横浜 | 2011 (31) |
2億2000万 (増減なし) |
6年 | 795 | .274 (765) |
109 | 391 | A |
片岡治大 | 西武 | 2013 (30) |
1億5000万 (↑6500万) |
4年 | 271 | .246 (211) |
18 | 72 | C |
相川亮二 | ヤクルト | 2014 (38) |
6000万 (↓5000万) |
3年 | 106 | .264 (47) |
4 | 24 | C |
金城龍彦 | 横浜DeNA | 2014 (38) |
4000万 (増減なし) |
1年 | 36 | .233 (21) |
1 | 10 | 失敗 |
脇谷亮太 | 西武 | 2015 (34) |
2400万 (増減なし) |
3年 | 106 | .192 (33) |
1 | 7 | 失敗 |
陽岱鋼 | 日本ハム | 2016 (29) |
3億 (↑1億4000万) |
在籍中 | 174 | .256 (149) |
19 | 70 | C |
丸佳浩 | 広島 | 2018 (29) |
? (↑?) |
在籍中 | ? | ? | ? | ? | ? |
炭谷銀仁朗 | 西武 | 2018 (31) |
1億5000万 (↑4000万) |
在籍中 | ? | ? | ? | ? | ? |
評価はあくまで個人的見解なので、流してくださいね。
続いて、巨人がFAで獲得した投手を見ていきましょう。
巨人の歴代FA獲得投手の成績と獲得時の年俸
巨人がFAで獲得した投手は、2018年オフ現在、13人います。
打者の時と同じように、私の個人的な評価(S、A、B、C、失敗)も含めて紹介します。
年はFA宣言したシーズンオフの年で、( )内はFA宣言した年の誕生日を迎えた年齢、年俸は巨人移籍初年度の年俸です。
在籍中の投手は、2018年終了時点での評価で、成績は2018年シーズン終了時点の成績です。
投手名 | 前所属 | 年 (年齢) |
年俸 | 所属 期間 |
登板 | 勝/敗 | H/S | 防御率 | 評価 |
川口和久 | 広島 | 1994 (35) |
1億 (↑2000万) |
4年 | 85 | 8/13 | -/4 | 4.32 | C |
河野博文 | 日本ハム | 1995 (33) |
不明 | 4年 | 108 | 10/4 | -/5 | 3.60 | C |
工藤公康 | ダイエー | 1999 (36) |
1億5000万 (増減なし) |
7年 | 128 | 53/40 | 0/0 | 4.05 | B |
前田幸長 | 中日 | 2001 (31) |
不明 | 6年 | 240 | 11/8 | 12/4 | 3.96 | B |
豊田清 | 西武 | 2005 (34) |
2億5000万 (↑2000万) |
5年 | 197 | 9/14 | 78/22 | 3.12 | B |
野口茂樹 | 中日 | 2005 (31) |
1億 (増減不明) |
3年 | 32 | 1/1 | 4/0 | 4.73 | 失敗 |
門倉健 | 横浜 | 2006 (33) |
7500万 (増減なし) |
2年 | 23 | 1/7 | 2/0 | 5.29 | 失敗 |
藤井秀悟 | 日本ハム | 2009 (32) |
6000万 (↓1000万) |
2年 | 24 | 7/3 | 0/0 | 3.83 | C |
投手名 | 前所属 | 年 (年齢) |
年俸 | 所属 期間 |
登板 | 勝/敗 | H/S | 防御率 | 評価 |
杉内俊哉 | ソフトバンク | 2011 (31) |
5億 (↑1億5000万) |
7年 | 91 | 39/22 | 0/0 | 3.03 | B |
大竹寛 | 広島 | 2013 (30) |
1億 (増減なし) |
在籍中 | 65 | 23/21 | 0/0 | 4.01 | 失敗 |
森福允彦 | ソフトバンク | 2016 (30) |
1億2000万 (増減なし) |
在籍中 | 32 | 1/3 | 6/0 | 3.97 | 失敗 |
山口俊 | 横浜DeNA | 2016 (29) |
2億3000万 (↑1億5000万) |
在籍中 | 34 | 10/10 | 1/1 | 4.65 | C |
野上亮磨 | 西武 | 2017 (30) |
1億5000万 (↑1億) |
在籍中 | 25 | 4/4 | 1/0 | 4.79 | C |
巨人がFAで獲得した投手は、基本的に活躍できていない印象です。
工藤公康投手は初年度に優勝に導く活躍を見せてくれましたが、怪我に苦しんだり年齢からくる衰えが隠せませんでした。
杉内俊哉投手も2012年から3年連続2ケタ勝利を飾った後は、股関節の手術、更に左腕の怪我に苦しみ、2018年オフについに引退を決意しました。
→ 巨人2018年オフFA人的補償プロテクト28人予想|プロテクト外は?
→ FAランクとは?人的補償やプロテクトなどの用語を徹底解説
→ 菅野智之が背番号18を継承|巨人の歴代背番号18と19は?
→ 巨人2019年の年俸一覧とランキング|増減と1億円プレイヤーは?
まとめ
2018年時点での巨人の過去の歴代のFA獲得選手のそれぞれの活躍をチェックするために、主な成績も同時に紹介しました。
こうやって見てみると、怪我での離脱もあって、あまり成功例はないですね。
完全なるFA獲得での成功例は、終盤に怪我や衰えはあったものの、小笠原道大選手くらいじゃないでしょうか…。年齢を考慮したら落合博満選手も成功だったでしょうね。
FAで補強するのもいいですが、やはり自前で若い選手を育てないと、広島カープや西武ライオンズのように強くなれませんね。