プロ野球の球団では、選手会長が12球団に必ずいます。
キャプテン(主将)の制度を採用している球団もあれば、そうでない球団もあることをご存知でしょうか?
じゃあ、チームにおけるキャプテンと選手会長と違いって何なの?っていう話になります。
ここでは、プロ野球の球団における、キャプテンと選手会長の役割の違いを紹介しますので、参考にしてくださいね!
プロ野球2019各球団のキャプテンと選手会長は誰?
プロ野球12球団の2019年のキャプテン(主将)と選手会長の肩書を背負っている選手の一覧をチェックしましょう!
【セ・リーグ】
球団 | キャプテン (期間) |
選手会長 (期間) |
広島 | なし | 會澤翼 (2018~ ) |
ヤクルト | なし | 中村悠平 (2018~ ) |
巨人 | 坂本勇人 (2015~ ) |
菅野智之 (2018~ ) |
横浜DeNA | 筒香嘉智 (2015~ ) |
三上朋也 (2017~ ) |
中日 | 高橋周平 (2019~ ) |
福田永将 (2018~ ) |
阪神 | 糸原健斗 (2019~ ) |
梅野隆太郎 (2018~ ) |
【パ・リーグ】
球団 | キャプテン (期間) |
選手会長 (期間) |
西武 | 秋山翔吾 (2019~ ) |
増田達至 (2018~ ) |
ソフトバンク | なし | 柳田悠岐 (2018~ ) |
日本ハム | 中田翔 (2018~ ) |
中島卓也 (2018~ ) |
オリックス | 福田周平 (2019~ ) |
若月健矢 (2019~ ) |
ロッテ | なし | 鈴木大地 (2019~ ) |
楽天 | 銀次 (2019~ ) |
岡島豪郎 (2018~ ) |
各球団に1人、選手会長は必ず置く必要はありますが、キャプテンは絶対に指名する必要はありません。
その役割の違いについて見ていきましょう。
プロ野球のキャプテン(主将)の役割とは?
選手のユニフォームをよーく見てみると、胸や腕の部分に「C」のマークが入っている選手がいます。
これは“Captain(キャプテン)”の頭文字の「C」で、その選手がチームのキャプテンであることを表します。
梶谷隆幸選手と談笑する筒香嘉智選手の左胸に「C」マークがありますね。
さて、キャプテンの役割ですが、「グラウンドのプレー」で中心となってチームを牽引する存在です。
脂が乗りきっている選手がキャプテンに指名されることが多いので、スタメンで出場してプレーでチームを引っ張ることもできます。
もし不調に陥ったとしても、ベンチ内で声出しをしたり、チームが苦しいときでも背中で士気を高める存在であることを、監督から任されている存在がキャプテンです。
プロ野球選手としての振る舞いは当然ですが、チームの中心として、グラウンド内での監督のような役割をするということですね。
ただ、そのプレッシャーのために成績を落とす選手もあり、チームや監督の方針でキャプテン制度を置かない球団もあります。
内川聖一選手が重責から肩の荷を下ろしたいとのことで、2019年からソフトバンクホークスではキャプテン制度を廃止するようですしね。
チーム内の選手会長の役割とは?
プロ野球選手は全員、「日本プロ野球選手会(選手会)」に所属しています。
日本プロ野球選手会は、プロ野球界発展はもちろんのこと、選手の地位の向上や待遇の改善などを含め、「日本プロ野球組織 (NPB) 」と話し合いをする組織です。
最近では、『現役ドラフト制度』『侍ジャパン待遇改善』を、選手会がNPBに意見を申し出ました。
さて、そんな選手会の組織は、各球団の選手会長12名と、各球団の選手会長経験者数名で組織されています。
NPBや各球団のフロントに対して、各球団での選手の声を届ける役割ですから、各球団の選手会長に就任する選手は、実績を持った選手が選ばれます。
キャプテンとの役割の違いは、キャプテンはグラウンドのプレーでチームを牽引するもので、選手会長はチームが良くなるようにグラウンドの外の部分でチームを支えるといったところでしょうか。
とは言え、選手会長に就任するほどの選手ですから、グラウンドでもチームの中心的存在であることに変わりは無いと思います。
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まとめ
プロ野球でのキャプテン(主将)と選手会長の役割の違いを紹介しました。
どちらも間違いなくチームの中心であることに変わりはありません。
私個人的に印象に残っているキャプテンは、ホークスの小久保裕紀選手、巨人の阿部慎之助捕手ですね。
圧倒的な存在感、プレーや背中でチームを牽引し、常勝チームの中心にいました。
各球団のキャプテンが誰か、選手会長が誰なのかにも注目しながら、プロ野球を楽しみましょう!