巨人の2018年シーズン、高橋由伸監督就任3年目。
圧倒的な強さを見せつける広島カープにコテンパンに打ちのめされ、8月28日の試合終了時点で、首位広島カープに12.5ゲーム差の3位…。
「高橋監督は無能」
「由伸とカルビ（村田真一ヘッドコーチ）を解任しろ」
「地蔵采配」
などという辛辣（しんらつ）な批判が、TwitterなどのSNSでネット上で多く見られるようになりました。
高橋由伸監督を読売新聞グループ本社主筆の渡辺恒雄さんが絶賛して推していること、現役を引退させて監督にさせた経緯などを考えると、すぐに解任というわけにはいかないかもしれません。
もし、高橋由伸監督が解任されたり、辞任した場合、巨人軍の次期監督候補で名前が挙がる人物は誰でしょうか？
私が個人的に、巨人軍の次期監督候補として名前が挙がると思う人物（監督をして欲しい人物）を紹介していきます。
また、一部では高橋由伸監督よりも誹謗中傷が激しい村田ヘッドコーチが解任された後の次期ヘッドコーチ候補を紹介します。
【追記10月3日】
高橋由伸監督が辞任することが正式に球団から発表されましたね。フライングでTwitterを打ったスポーツ新聞社などもありましたが、ガセネタではなく、本当だったんですね…。これに関する内容も追記しています。
もくじ
巨人軍の次期監督候補は誰？高橋由伸監督が解任されたら？
読売巨人軍の長い歴史の中で、4年連続でセ・リーグ優勝を逃したことって、たった1度しかないんです。
2003年～2006年の4年間です。
落合博満監督率いる中日ドラゴンズ、星野仙一監督・岡田彰布監督率いる阪神タイガースに阻まれ続けた4年間でしたね。
そして、2015年ヤクルトスワローズ、2016年から広島カープに3連覇を許すことが決定的になっていて、巨人史上2度目の4年連続V逸はほぼ確定しています。
監督を違う人にすればどうにかなるとは思いませんが、やはりテコ入れの一つとしては考えられる手段ではあります。
高橋由伸監督が解任、もしくは辞任したら、次期監督候補は誰なのか見ていきましょう。
ちなみに、戦後（1950年以降）の巨人軍の監督の特徴としては、生え抜きの生涯巨人の選手以外は監督に就任していません。
松井秀喜監督
日本とメジャーで大活躍した世界に誇るスーパースターで、誰もが知る国民栄誉賞受賞者で、史上最年少で野球殿堂入りも果たしている松井秀喜さん。
2018年春季キャンプで岡本和真選手に付きっきりで指導をした結果、今シーズンの覚醒があったことで、その打撃理論と手腕の評価がさらに上昇しています。
打撃コーチが一番いいかもしれませんが、「松井秀喜」という大きな看板を「コーチ」職には置きにくいですよね。ただ、監督になって欲しい気持ちが強いですが、現状の巨人の監督を引き継ぐのは、経験のない松井秀喜さんには気の毒のような気もします。
また松井秀喜さんはメジャーリーグに移籍したことで生涯巨人の選手ではないですが、日本球界の他球団に移籍したわけではないので、その点は例外と思います。
川相昌弘監督
世界記録の533犠打を誇るバントの職人である、川相昌弘現巨人軍二軍監督も間違いなく候補にあがるでしょう。
2015年は原辰徳監督が体調不良で欠場した際の5試合、一軍で指揮を執った経験もあります。
2016年から巨人の三軍監督、2018年から二軍監督を経ていることから、巨人の次期監督の有力候補だと思います。
川相昌弘二軍監督も、2003年オフに中日ドラゴンズに移籍した経緯がありますが、巨人のコーチングスタッフを十分に経ていますので、生涯巨人の点は例外になると思います。
斎藤雅樹監督
80年代後半から90年代にかけて、巨人を牽引した平成の大エースで、2016年に野球殿堂入りを果たした斎藤雅樹現一軍投手総合コーチも候補として挙がることは間違いありません。
巨人軍の監督・コーチ歴も豊富です。
【一軍投手コーチ】
2002〜2003年、2006～2007年
2010～2015年、2017年7月15日～
【二軍監督】
2016～2017年7月14日
【二軍投手コーチ】
2008〜2009年
2016年オフに開催された「第1回 WBSC U-23ワールドカップ」で監督を務めて、見事に優勝に導いています。
原辰徳監督
苦境に立たされている巨人を救うのは「原辰徳しかいない！」と、思う巨人ファンは多いかもしれませんね。
セ・リーグ優勝：7回
日本一：3回
2009年WBC優勝
監督としての実績は申し分ない名将です。原辰徳さんは60歳を迎え、自身3度目の監督就任（巨人史上初）の可能性は十分にあると思います。
落合博満監督
2000年代、巨人軍を苦しめた最強ドラゴンズを率いた名将である落合博満さん。1993年オフにFAで中日ドラゴンズから巨人へ移籍し、3年間巨人でプレーして2度の優勝、1度の日本一に導いています。
生え抜き選手ではない落合博満さんを監督として招聘（しょうへい）するかは微妙なところですが、ファンとしては見てみたい気持ちはあります。
その他、桑田真澄さん、江川卓さん、阿部慎之助選手の選手兼監督などもありますが、可能性としては低いでしょうね。
【追記10月3日】由伸監督辞任の誤報？フライング？
2018年10月3日の17時頃、Twitterで衝撃の報道が流れました。
「高橋由伸監督の辞任」
誤報なのか、事実のフライング発表なのかは、まだ分かりません…。
このニュースを見た時に、私はとんでもないほどのショックを受けました。
一つ言えることは、私はやっぱり高橋由伸という男が好きなんだな、と改めて実感したということです。
誤報であることを信じていますが…。
真相を早く知りたいです。
【追記10月3日】高橋由伸監督の辞任が正式発表
上記はガセネタではなくフライングでしたね…。高橋由伸監督の辞任が巨人から正式に発表されました。山口寿一オーナーは続投を要請していましたが、高橋由伸監督の辞任の意志が固かったということですね。
3年契約の3年目にあたる2018年。期する思いがあったことでしょう。ただ、高橋由伸監督が就任してから、3年連続で広島カープに独走を許し、事実上の惨敗の3年間でしたね。
現役を引退させられてのいきなりの監督就任。かなり厳しい条件でした。惨敗もやむを得ないかもしれません。
それでも高橋由伸ファンは本当に多いです。一度ユニフォームを脱いで、外から野球を見て欲しいですね。そしてもう一度、巨人のユニフォームを着てくれることを願っています。
3年間、本当にお疲れ様でした。
→ 2018年シーズンで現役引退するプロ野球選手一覧｜球団別で
→ 巨人のFA獲得選手の歴代一覧｜補強成功よりも失敗が多い？
→ 重信や吉川尚輝が台頭しても巨人は丸と浅村をFAで狙うのか？
村田真一ヘッドコーチも解任？巨人次期ヘッドコーチ候補は？
巨人の高橋由伸監督への解任の声よりも、村田真一ヘッドコーチの解任待望論の方が大きいような気がしますね。
「由伸よりもカルビ（村田真一ヘッド）を代えろ」
「村田真一が巨人暗黒時代突入の元凶」
などという声を見ます。
巨人が優勝できなくなった2015年以降の村田真一さんの巨人での役職を見てみると、
2015年：一軍総合コーチ
2016年：一軍ヘッドコーチ
2017年：一軍ヘッドコーチ
2018年：一軍ヘッド兼バッテリーコーチ
一軍監督の次の要職に就いているんですよね。
特に、バッテリーコーチを兼任するようになった2018年は、小林誠司捕手への冷遇により、「小林誠司捕手が干された」という噂も流れています。
坂本勇人選手に次ぐ人気を誇る巨人のスター選手である小林誠司捕手への村田真一ヘッドの冷遇は、巨人ファンの気持ちを逆なでしているように思います。
前述したように、2018年オフでの高橋由伸監督の解任の可能性は非常に低いと思いますから、村田真一ヘッドコーチを解任する可能性の方があり得るかなと思います。
巨人の次期ヘッドコーチの候補としては、やはり現段階で現場にいる人物が候補に挙げると思います。
・川相昌弘巨人軍二軍監督
・斎藤雅樹一軍投手総合コーチ
私個人的には、現場から離れていますが、2004～2006年に巨人に選手として在籍した小久保裕紀さんがヘッドコーチとして就任するのもアリかなと思います。
侍ジャパンの前監督で、選手から多くの尊敬を集める小久保裕紀さんのヘッドコーチ就任は、決して夢物語ではないような気がします。
まとめ
巨人の高橋由伸監督、村田真一ヘッドコーチが解任されるとしたら、それぞれの次期候補は誰かを予想してみました。
ちなみに、私が描く近い将来の巨人の一軍スタッフは以下です。
監督：松井秀喜
ヘッド：小久保裕紀
投手総合：斎藤雅樹
投手：桑田真澄
打撃総合：高橋由伸
打撃：二岡智宏
内野守備走塁：井端弘和
外野守備走塁：大西崇之
私の中のスーパースター、松井秀喜さんのユニフォーム姿を見たいです。