2018年のプロ野球ペナントレースが終わろうとしていますね。
2018年にブレイクした若い選手、安定した成績を残した主力選手、しっかりと力を示したベテラン選手、さらには、怪我でシーズンを棒に振った選手や、調子が上がらず二軍暮らしが続いた選手もいるでしょう。
選手それぞれ十人十色といったところです。
そんな中、2018年に現役引退を決意してユニフォームを脱ぐプロ野球選手もたくさんいますね。
ここでは、惜しまれつつも2018年シーズン終了をもって、現役を引退することを発表したプロ野球選手の一覧を主な成績も含めて紹介します。
選手生活の中で一軍に一度も上がることなく現役を引退する選手も居るとは思いますが、私が知る限りの紹介ですから、全ての選手を網羅できるわけではありませんので、その点はご了承ください。
新たな情報が入れば随時追記していきますし、成績も更新していきます。
成績に記載している順位は、2018年シーズン終了時点の日本プロ野球記録のランキングで、年齢は2018年の誕生日を迎えた段階での年齢です。
もくじ
西武の2018年の現役引退選手
西武ライオンズ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
松井稼頭央 | 94~18 | 1975/10/23 (43歳) |
出場:2536(11位) 安打:2703(5位) 二塁打:534(2位) 本塁打:233 打点:1048 盗塁:465(7位) |
藤原良平 | 08~18 | 1986/2/15 (32歳) |
登板:53 勝敗:4勝7敗 SH:0S 5H 防御率:4.85 |
坂田遼 | 09~18 | 1986/10/2 (32歳) |
出場:255 安打:179 |
松井稼頭央選手の通算成績と順位は「日米通算」のものです。
多くの選手から尊敬と憧れを集めた「華」の塊(かたまり)のようなスーパースター、松井稼頭央選手の引退も寂しいですね…。
→ 松井稼頭央引退|最強ショートの筋肉と成績と年俸推移を振り返る
ソフトバンクの2018年の現役引退選手
ソフトバンクホークス所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
本多雄一 | 06~18 | 1984/11/19 (34歳) |
出場:1312 安打:1287 犠打:243(22位) 盗塁:342 (21位タイ) |
城所龍磨 | 04~18 | 1985/9/24 (33歳) |
出場:716 |
伊藤祐介 | 13~18 | 1990/10/20 (28歳) |
一軍登板なし |
樋越優一 | 16~18 | 1993/9/28 (25歳) |
一軍登板なし |
日本ハムの2018年の現役引退選手
日本ハムファイターズ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
矢野謙次 | 03~18 | 1980/9/21 (38歳) |
出場:758 安打:373 本塁打:29 打点:153 |
石井裕也 | 05~18 | 1981/7/4 (37歳) |
登板:329 勝敗:19勝19敗 SH:6S 82H 防御率:3.06 |
大嶋匠 | 12~18 | 1990/2/14 (28歳) |
出場:15 安打:3 |
大累進 | 13~18 | 1990/8/31 (28歳) |
出場:29 |
松坂世代の1人で、記憶に残る代打の切り札、矢野謙次選手も引退を発表しました。
村田修一選手の引退に際してのコメントで、まだ現役を続けるのかなと思っていたのですが…残念です。
オリックスの2018年の現役引退選手
オリックスバファローズ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
小谷野栄一 | 03~18 | 1980/10/10 (38歳) |
出場:1393 安打:1260 本塁打:71 打点:566 |
佐藤達也 | 12~18 | 1986/7/26 (32歳) |
登板:262 勝敗:11勝22敗 SH:14S 109H 防御率:2.71 |
戸田亮 | 13~18 | 1988/9/4 (30歳) |
登板:5 勝敗:0勝0敗 SH:0S 0H 防御率:6.75 |
坂本一将 | 17~18 | 1990/11/16 (28歳) |
一軍出場無し |
松坂世代の1人、小谷野栄一選手も引退を決意しました…。
2010年に日本ハム時代に打点王を獲得するなど勝負強い打撃が売りの小谷野栄一選手も、怪我に勝てず引退となりました。
松坂大輔投手からヒットを1本も打てなかったことが心残りとのこと。
病気や怪我に悩まされ続けた小谷野栄一選手、本当にお疲れ様でした。
千葉ロッテの2018年の現役引退選手
千葉ロッテマリーンズ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
根元俊一 | 06~18 | 1983/7/8 (35歳) |
出場:810 安打:575 犠打:94 |
金澤岳 | 03~18 | 1984/5/5 (34歳) |
出場:176 安打:76 |
岡田幸文 | 09~18 | 1984/7/6 (34歳) |
出場:909 安打:570 本塁打:0 盗塁:137 |
大隣憲司 | 07~18 | 1984/11/19 (34歳) |
登板:140 勝敗:52勝49敗 防御率:3.29 |
大嶺翔太 | 09~18 | 1991/9/17 (27歳) |
出場:196 安打:74 |
俊足を生かした外野の守備に定評があった岡田幸文選手が引退しますね。
シーズン「359」外野守備機会連続無失策のパ・リーグ記録、プロ初打席から「2496打席連続本塁打なし」のプロ野球記録保持者でもあります。
また、難病指定されている黄色靭帯骨化症から復帰を果たした大隣憲司投手も、引退を発表しました。
楽天の2018年の現役引退選手
楽天イーグルス所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
小山雄輝 | 11~18 | 1988/12/5 (30歳) |
登板:59 勝敗:8勝8敗 S・H:1・5 防御率:3.08 |
広島カープの2018年の現役引退選手
広島カープ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
新井貴浩 | 99~18 | 1977/1/30 (41歳) |
出場:2320(13位) 安打:2203(20位) 本塁打:319 打点:1303(17位) |
天谷宗一郎 | 02~18 | 1983/11/8 (35歳) |
出場:843 安打:493 打点:159 盗塁:81 |
泥臭く努力とヒットを積み重ね、多くのファンに愛された新井貴浩選手が、私の印象では、チームのために余力を残しての引退を決意しましたね。
→ 新井貴浩引退|阪神移籍・2000本安打・優勝…新井さんを振り返る
ヤクルトの2018年の現役引退選手
ヤクルトスワローズ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
松岡健一 | 05~18 | 1982/6/7 (36歳) |
登板:490 勝敗:32勝25敗 SH:4S 128H 防御率:3.75 |
武内晋一 | 06~18 | 1983/12/10 (35歳) |
出場:786 安打:256 |
山本哲哉 | 10~18 | 1985/9/4 (33歳) |
登板:227 勝敗:6勝11敗 SH:14S 55H 防御率:3.04 |
菊沢竜佑 | 17~18 | 1988/5/16 (30歳) |
登板:2 勝敗:0勝0敗 SH:0S 0H 防御率:6.00 |
巨人の2018年の現役引退選手
巨人、読売ジャイアンツ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
杉内俊哉 | 02~18 | 1980/10/30 (38歳) |
登板:316 勝敗:142勝77敗 防御率:2.95 奪三振:2156(14位) 奪三振率:9.28(1位) |
脇谷亮太 | 06~18 | 1981/11/4 (37歳) |
出場:850 安打:521 |
寺内崇幸 | 07~18 | 1983/5/27 (35歳) |
出場:670 安打:178 犠打:72 |
山口鉄也 | 06~18 | 1983/11/11 (35歳) |
登板:642 勝敗:52勝27敗 セーブ:29 ホールド:273(2位) 防御率:2.34 9年連続60試合登板(1位) |
西村健太朗 | 04~18 | 1985/5/10 (33歳) |
登板:470 勝敗:38勝34敗 セーブ:81 ホールド:77 防御率:3.12 |
成瀬功亮 | 11~18 | 1992/8/19 (26歳) |
登板:なし |
稀代の奪三振王である杉内俊哉投手も怪我との戦いに勝てずに、引退を決意しましたね。復活を信じていましたが、残念です…。
→ 杉内俊哉引退…怪我に勝てず|松坂世代名投手の成績と年俸推移
また、元祖「育成の星」であり第二次原辰徳監督政権の二度の3連覇に貢献した鉄腕の山口鉄也投手、右打者の内角をえぐるシュートが武器だった2013年のセーブ王で胴上げ投手の西村健太朗投手も引退を決意しました。
一つの時代の終焉を感じますね…。
→ 山口鉄也怪我から復帰ならず2018で引退|年俸と過去の成績は?
さらに、走塁・守備職人としてスーパーサブ、意外性のある一発が魅力の寺内崇幸選手も引退を発表しました。
横浜DeNAの2018年の現役引退選手
横浜DeNAベイスターズ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
後藤武敏 | 03~18 | 1980/6/5 (38歳) |
出場:618 安打:312 本塁打:52 打点:184 |
田中浩康 | 05~18 | 1982/5/24 (36歳) |
出場:1292 安打:1018 犠打:302(5位) |
加賀繁 | 10~18 | 1985/4/13 (33歳) |
登板:279 勝敗:12勝22敗 SH:1S 71H 防御率:4.03 |
中日の2018年の現役引退選手
中日ドラゴンズ所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
岩瀬仁紀 | 99~18 | 1974/11/10 (44歳) |
登板:1001(1位) 勝敗:57勝51敗 S:407(1位) H:72 防御率:2.23 |
荒木雅博 | 96~18 | 1977/9/13 (41歳) |
出場:2216 安打:2041 犠打:284(11位) 盗塁:378(11位) |
工藤隆人 | 05~18 | 1981/3/30 (37歳) |
出場:635 安打:199 |
野本圭 | 09~18 | 1984/7/7 (34歳) |
出場:449 安打:185 本塁打:9 打点:83 |
浅尾拓也 | 07~18 | 1984/10/22 (34歳) |
登板:415 勝敗:38勝21敗 S:23 H:200(3位) 防御率:2.38 |
谷哲也 | 08~18 | 1985/7/9 (33歳) |
出場:198 安打:70 |
通算登板数、セーブ数、15年連続50試合登板という日本プロ野球記録を持つ生ける伝説、岩瀬仁紀投手も引退ですね…。
→ 岩瀬仁紀2018年に1000試合登板で引退|年俸推移と成績と記録は?
また、主に2番打者を務めることが多いにもかかわらず2000本安打を達成し、井端弘和さんとの「アライバ」と呼ばれる鉄壁の二遊間で一時代を築いた荒木雅博選手も引退ですね。
さらには、シーズン47ホールド(2010年)という日本プロ野球記録を持ち、2011年は79登板しながらも自責点4で防御率0.41という驚異の数字を叩き出した浅尾拓也投手も怪我に勝てず引退を決意しましたね…。
→ 中日浅尾拓也が引退|2018二軍成績と過去の成績や年俸推移
阪神の2018年の現役引退選手
阪神タイガース所属で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
緒方凌介 | 現役期間 | 1990/8/25 (28歳) |
出場:51 安打:18 |
その他の2018年の現役引退選手
日本プロ野球所属以外で、2018年に現役を引退する選手を紹介します。
選手名 | 所属 | 現役期間 | 生年月日 (年齢) |
主な通算成績 |
イチロー | マリナーズ | 92~18 | 1973/10/22 (45歳) |
出場:3602 (世界記録) 安打:4367 (世界記録) 二塁打:573(1位) 三塁打:119(1位) 本塁打:235 打点:1309(18位) 盗塁:708(2位) 得点:2073(1位) |
村田修一 | BC栃木 | 03~18 | 1980/12/28 (38歳) |
出場:1953 安打:1865 本塁打:360 打点:1123 |
イチロー選手を引退扱いはしたくないのですが、「事実上の引退」ということでここに載せることにしました。イチロー選手の通算記録と順位は日米通算記録です。
あらゆる記録を塗り替え、世界にその名を轟かせたイチロー選手、もうグラウンドでプレーすることがないのが寂しい限りです。
「50歳まで現役」を目標にしていましたが、それは叶いませんでした。
…と思っていたら、2019年の日本開催の試合に出場するという噂も出てきています。
「シアトル・マリナーズ会長付特別補佐」という肩書がどういったものかが把握し切れていないので、「引退扱い」ということで書かせていただきました。
現役復帰して出場を続けるようになる可能性もあるようですから、イチロー選手の動向に注目ですね!
また、「男・村田」と呼ばれ、ファンやチームメイトや後輩から慕われ尊敬された村田修一選手の引退は…なんとも言い難い感情が出てきますね。
まだまだ出来そうな気もしますが…。
村田修一選手が巨人を去ったことで、岡本和真選手の覚醒があったわけですからね。
ただ、2000本安打、達成して欲しかったです…。
まとめ
2018年、現役を引退することになった選手の一覧を紹介しました。
報道ベースで私が知った選手のみの紹介ですから、ある程度の実績がある選手だけの紹介になることをご了承ください。
松坂世代の大物選手の引退が多い印象の2018年。
プロ野球選手になった以上は、絶対に避けることができない「引退」ではあるのですが、やはり寂しい気持ちになりますね。