巨人の2019年交流戦に向け、そしてペナント奪還に向け、頼もしすぎる助っ人が一軍に復帰しました。
スコット・マシソン投手が2019年6月4日、交流戦開幕戦の楽天生命パーク宮城がある仙台市へ降り立ち、一軍に合流しました。
昨年の膝の手術からの復帰が遅れ、2019年の春季キャンプに参加できず、3月に来日した時には「重病だった」ことが分かりました。
それでも順調にトレーニングに励み、ファームでも実戦で結果を残し、当初の予定通り、6月での一軍復帰となりました。
中継ぎ陣が頑張っているものの、やはり物足りなさを露呈していた巨人にとって、この上ない朗報でしょう。
そんなスコット・マシソン投手の簡単なプロフィールや成績や年俸、そして、病気がどんなものだったか、更には2019年限りで引退と噂されていますが、その真相に迫ります。
マシソンの年齢や身長や国籍などのプロフィール
巨人のスコット・マシソン投手と言えば、巨人ファンからは「マシソン先生」「マシソン師匠」と呼ばれるほど、愛されて信頼を勝ち取っている投手です。
簡単なプロフィールです。
英語表記:Scott Mathieson
国籍:カナダ
生年月日:1984年2月27日
2019開幕時年齢:35歳
身長/体重:191センチ/104キロ
利き手:右投げ右打ち
年俸:320万ドル
MLBも含めた経歴
・フィリーズ(2006~2011)
・巨人(2012~ )
マシソン膝の手術から病気の経緯
2018年7月29日、左ひざ痛のため一軍登録を抹消されたスコット・マシソン投手は、8月29日にアメリカでクリーニング手術を受け、2019年の開幕に向けて調整することが発表されていました。
ところが、2019年春季キャンプ前に体調不良のため来日が遅れることが伝えられ、春季キャンプが終わった3月1日に来日。
この時に、凄まじい闘病生活をオフに過ごしていたことを明かしましたね。
手術した膝のリハビリが順調だった2018年11月、40度の高熱が続いたため検査を受けると、「エーキリア」という細菌の感染症と分かりました。
肝機能が低下し薬を投与できず、ガンの疑いがあったのでリンパ節除去の手術を、子どもに明かさずクリスマスに受けました。(後にガンではないことが分かる)
1か月半に渡った入退院生活で、体重は10キロ落ちました。
そして1月の中頃から自主トレを再開して、筋肉をつけて体重を戻し、キャッチボールだけでなく遠投ができる状態までコンディションを上げて来日しました。
来日した際に「6月に復帰する」と力強く宣言。
その宣言通り、交流戦開幕に一軍合流したスコット・マシソン投手。
私の知る限りですが、過去最高の助っ人外国人投手ではないでしょうか。
律儀で真面目で結果を出す、最高じゃないですか。
マシソンの2019ファームでの成績は?
スコット・マシソン投手の2019年の実戦登板である、ファームでの成績をチェックしましょう。
【5月15日】
「293日ぶりのマウンド」
1回 4安打 3失点
最高球速151キロ
【5月18日】
1回 1安打 無失点
最高球速152キロ
【5月23日】
1回 三者凡退
【5月27日】
1回 三者凡退
最高球速152キロ
投げるたびに良くなっている印象ですね!
連投を想定した登板は、28日が雨で中止になったのでできませんでしたが、順調な仕上がりと言えるでしょう。
マシソンは2019で引退?2年契約延長時にポツリ
スコット・マシソン投手は、2019年2月に35歳を迎えました。
2017年オフに2年契約を延長した時に、このようなことをコメントしています。
「自分のプロ生活の最後の2年になるはず」
「日本で8年間プレーして、それで終わりになる」
ただ、今回の一連の復帰に向けての調整の入れ込み具合や、マシソン投手の責任感の強さを鑑(かんが)みると、ラストの2年間をシーズン通して投げれていないことに悔しさがあるはずです。
さらに、「オリンピックは最終目標。日本でカナダ代表のためにプレーして終えることができれば最高」ともコメントしています。
2019年オフ、もう1年契約を延長してシーズンをフルで投げて、オリンピックにも出場して…。
そんな青写真をマシソン投手が描いてくれたら…。
そう巨人ファンは思っているに違いありません。
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まとめ
巨人の最強の中継ぎ助っ人外国人、スコット・マシソン投手が2019年交流戦開幕に合わせて、6月4日に一軍合流しました。
・2018年オフの壮絶な病気との戦い
・2019ファームでの復帰登板と成績
・言及していた引退について
マシソン投手の復帰は巨人にとって大きいですね。
他球団ファンに「8回は期待できねぇよ」と、思わせるような投球に期待しましょう。