金本知憲監督が阪神タイガースを監督として率い始めたのが2016年シーズンからで、2018年は3年目になります。
1年目はセ・リーグ4位、2年目は2位、3年目（2018年8月22日現在）は借金5の4位です。
金本知憲監督が誕生した時は「阪神が優勝するにはアニキが監督するしかいない！」「金本が監督になってくれたら大丈夫！」のように、阪神ファンの期待が相当大きかったのですが…。
最近では、TwitterなどのSNSやネット上でも、「金本辞めろ」「金本を解任しろ」などの罵声（ばせい）を多く見ますね…。
1990年代の暗黒時代の阪神ファンは、私の印象では1カードで1勝2敗だったとしても、その1勝を存分に噛み締めていたような気がするのですが、2003年、2005年の優勝を機に阪神ファンになった人たちが毎年優勝を望むようになり、すぐに「監督辞めろ」と言うようになったような印象をけます。
真弓明信監督（2009年4位、2010年2位、2011年4位）、和田豊監督（2012年5位、2013年2位、2014年2位、2015年3位）のように、Ａクラスに入っている監督に対しても相当酷かったですからね…。
さて、金本知憲監督は2年契約満了だった2017年オフに3年契約を結んでいますが、親会社の阪神電鉄からも株主総会でブーイングがあったことも影響して、2018年オフの電撃解任、電撃辞任も考えられます。
金本知憲監督が辞任したり解任された場合、阪神タイガースの次期監督候補は誰なのか？そして、金本知憲監督が辞めることで、影響を受ける選手がいるでしょうから、その辺りも勝手に検証していきます。
【追記10月11日】
金本知憲監督が2018年限りで辞任することが発表されました。このことに関しても追記しています。
もくじ
【追記10月11日】金本知憲監督が辞任を発表
2018年10月11日、金本知憲監督が2018年シーズン限りで監督を辞任することが発表されました。
阪神タイガースが17年ぶりの最下位に沈んだことが大きな原因ではないかなとは思いますが、5位の中日ドラゴンズの森繫和監督が退任し、何より3位でクライマックスシリーズ進出を果たした巨人の高橋由伸監督の電撃辞任発表を受けて、金本知憲監督への風当たりが非常に厳しくなりましたからね…。
辞任せずにはいられない状況と言ってしまえば、そうかもしれません。
日本一熱狂的で日本一厳しいファンを持つ阪神タイガースの監督を3年間も務めたことは激務だったと思います。
金本知憲監督、お疲れ様でした。
金本知憲監督が辞任や解任なら阪神の次期監督候補は？
2018年オフだけに限らず、3年契約の2020年まで任期満了した後でも、金本知憲監督が阪神の監督を辞める時はいずれ来るでしょう。
その時、阪神タイガースの次期監督候補にあがる人物は誰になるでしょうか？
私の個人的な意見が多く含まれる予想ですから、信憑性の無い文章になるかもしれませんので、ご了承ください。
掛布雅之監督
阪神タイガースファンが次期監督として一番希望しているのは、ミスタータイガースの背番号３１、掛布雅之さんでしょう。
2016～2017年に阪神の二軍監督を務めた時は、高山俊選手、中谷将大選手、原口文仁選手、大山悠輔選手を一軍に押し上げ、ファームでの試合にもかかわらず、阪神鳴尾浜球場には1万人のファンが詰めかけることもしばしばあるほどの人気ぶりでした。
金本知憲監督との方針の違いが噂され、2年で解任されましたが、現在は阪神のオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー（SEA）に就任しています。
平田勝男監督
阪神タイガースの偉大な黒子役として、選手時代も引退後も阪神を支えている平田勝男コーチが、阪神の次期監督候補に挙がる可能性も十分あります。。
1997～2001年は内野守備コーチや守備走塁コーチを歴任し、2004～2006年はヘッドコーチ、2007～2010年と2013～2014年は二軍監督、2015年はヘッドコーチ、2016年から一軍チーフ兼守備走塁コーチと、陰で阪神タイガースを支えてくれていますね！
矢野燿大監督
金本知憲監督の盟友、現在二軍監督を務める矢野燿大さんが次期監督候補として期待されていますね。
2016～2017年は一軍作戦兼バッテリーコーチ、2018年から二軍監督を務めています。
監督手腕の評価が非常に高く、阪神二軍の機動力が飛躍的にアップし、ウエスタン首位（2017年最下位）を走っていますね。
岡田彰布監督
2005年、阪神タイガースを優勝に導いた「どんでん」こと岡田彰布さんの監督復帰を望むファンも非常に多いです。
阪神戦の中継を解説者として務めることが多いのですが、岡田彰布さんの言ったとおりに試合が運んだり、予想が的中することが多く、「もう岡田が監督やってくれよ」という声もTwitterでよく見られますね。
意外と血の気が多い人ですが、金本知憲監督との一番の違いは「打たれてもかまへん、俺が責任取る。」というスタイルですね。
落合博満監督
これは私の完全な希望ですが、落合博満さんの電撃就任はどうでしょう？
近年の藤浪晋太郎投手の不調を常に気にしてくれている落合博満さんが監督に就任し、そして、藤浪晋太郎投手を高く評価する桑田真澄さんが一軍投手コーチになって、藤浪晋太郎投手が20勝あげてエースとして君臨する…。
夢を見すぎですかねぇ。
金本知憲監督が阪神の監督を辞任して影響を受ける選手は？
金本知憲監督が2018年オフ（だけに限ったことではないですが）に、監督を解任、もしくは辞任した場合、阪神の選手にどのような影響が出るでしょうか？
阪神の次期監督に誰が就任するかで違いは出るかもしれませんが、金本知憲監督が辞めた場合に影響を受ける選手を見ていきましょう。
【藤浪晋太郎】
私の個人的な見解ですが、金本知憲監督の一番の被害者と思っています。
大阪桐蔭で甲子園春夏連覇に導き、将来のエースとして期待される超大物投手が…非常に苦しんでいます。
金本知憲監督の就任1年目、序盤に5失点をした藤浪晋太郎投手に対して、8回で161球（8失点）を投げさせたあの采配は、多くの疑問符が付きます。
2016年 藤浪晋太郎の懲罰的続投、自己最多の161球、金本知憲監督は鬼の形相 pic.twitter.com/vY7fLVDgty
— プロ野球名場面動画bot (@npb_legend) 2018年6月18日
デビュー以来3年連続2ケタ勝利、金本知憲監督就任後は3年連続1ケタ勝利が確実…。
監督がかわれば…藤浪晋太郎投手は必ず復活してくれると思います。
シーズン後半に一軍で1完封を含めた3連勝をしたことは個人的に本当に嬉しい限りです。
【上本博紀】
上本博紀選手は、サイクルヒットに王手をかけながらも守備固めで、2度も途中交代させられています。2017年7月11日の倉敷マスカットスタジアムでの中日戦、2018年5月1日の甲子園での横浜DeNA戦です。
現在負傷で離脱中ですが、今季にFA権を取得する上本博紀選手の残留交渉を球団が金本監督に報告せずに進めているようですね。
西武の浅村栄斗選手をFA移籍で狙うのでは？とも思いますが、金本監督が軽視している傾向のある上本博紀選手の残留交渉を進めるんですね。
なんだか…ゴタゴタしてますね。
他にも、連続試合出場記録がストップした鳥谷敬選手、高山俊選手、大山悠輔選手、そして「北條誠也に改名しろ」と言われた北條史也選手。
打撃面での不振は片岡篤史打撃コーチの悪影響も非常に大きいと思いますけどね…。
正直なところ、金本知憲監督の恐怖政治だとかパワハラとか騒がれていますが、私個人的には、金本知憲監督のそれがキツイのもあるとは思いますが、それに耐える選手が居ない時代になったということではないでしょうか。
栗山英樹監督のような「全て監督の責任」と言い切れる「懐の広さ」が求められる時代になったということかもしれませんね。
ある意味、金本知憲監督が時代の変遷における被害者なのかもしれません。
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まとめ
金本知憲監督の進退について話題にあがることが多いことを受けまして、色々と個人的に気になることを書かせていただきました。
個人的に大好きな「藤浪晋太郎投手の復活が見たい！」との思いが強すぎて、本当は藤浪晋太郎投手についてもっと書きたいのですが、それは別ページで書くことにします。
熱狂的なファンを抱える阪神タイガース。
勝てば英雄のように祀（まつ）り上げられ、負ければ悪の権化（ごんげ）とばかりにボロクソに叩かれる…。
そんな阪神タイガースの次期監督候補が誰になるかも楽しみですね。
