2018年オフ、広島カープの丸佳浩選手が国内FA権を行使(FA宣言)して、巨人へ移籍することが決まりましたが、松山竜平選手は国内FA権を行使せず残留を決めました。
過去にもFA宣言をして江藤智選手、金本知憲選手、新井貴浩選手、黒田博樹投手らが広島カープを去ることがありました。
現在、広島カープは黄金期を迎え、そろそろ30歳前後の選手たちが脂の乗り切った状態で、圧倒的な強さを見せつけてくれています。
そんな選手たちが、2019年シーズン以降に順調にいけば獲得するであろうFA権。
誰がどの時期にFA権を取得するのかを紹介しますね。
もくじ
国内FA権・海外FA権を取得する条件は?
日本プロ野球でのFA権は、「国内FA権」と「海外FA権」があります。
制定されて以降、多少の変化を経てきていますが、FA権を取得するために必要な一軍登録日数が定められています。
※「1年=145日」で計算
年 | FA権取得条件 | |
1993年 ~ 2002年 |
〇ドラフト逆指名制度(現在は停止)選手 → 累計10年(通算1450日)で取得 〇その他の選手 → 累計9年(通算1305日)で取得 |
|
2003年 ~ 2007年 |
全選手が累計9年で取得 | |
2008年 ~ | 【国内FA権】 〇2006年以前の入団選手 → 累計8年(通算1160日) 〇2007年以降入団の高校生 → 累計8年(通算1160日) 〇2007年以降 入団の大学生・社会人 → 累計7年(通算1015日) |
【海外FA権】 全選手が累計9年 |
このように、一軍登録日数が目安になりますので、〇〇選手はこの年にFA権を取得する!と断言できないんですよ。
どんなに優秀な選手でも、怪我で一軍登録を抹消される可能性はありますからね。
その可能性は度外視して、一軍に登録されている前提で、広島カープのどの選手がいつFA権を取得するかを見ていきましょう。
広島カープ近い将来FA権を取得予定の選手
1989年生まれ、2007年高校生ドラフト3巡目で広島カープに入団した丸佳浩選手が、2018年に国内FA権を獲得しました。
なので、丸佳浩選手と年齢が近い選手、プロ入り10年くらいを数える選手が、FA権を次々に獲得していくことが予想できますね。
では、年度別で近い将来FA権を取得予定の選手をチェックしましょう!
2019年オフまでにFA権を取得予定の選手
●野村祐輔投手
●今村猛投手
●會澤翼捕手
●菊池涼介内野手
松山竜平選手は国内FA権を行使せずに残留したので、国内FA権を保持したままですから、2019年オフに行使の可能性はあります。
2020年オフまでにFA権を取得予定の選手
●田中広輔内野手
2021年オフまでにFA権を取得予定の選手
●大瀬良大地投手
●九里亜蓮投手
●中崎翔太投手
●中田廉投手
●一岡竜司投手
2022年オフまでにFA権を取得予定の選手
●鈴木誠也外野手
丸佳浩FA移籍が火種?FA流出ラッシュの危機?
2018年シーズン終了時点で広島カープはリーグ3連覇中で黄金期を迎えています。
優勝の喜びを味わいたいなら、カープを去る理由は見つかりません。
ただ、プロ野球選手も人間です。
同じ業種でより給料を出してくれる会社にヘッドハンティングされたら…、そちらへ行きたくなるのが人情です。
そして、自分が移籍したことでそのチームが強くなったら…、それはまさにプロ野球選手冥利に尽きるのではないでしょうか。
FAって選手の権利なのになんで叩かれるんだろう(主に丸と浅村)
今までチームに長い間貢献してきてようやく掴み取った権利を行使して何が悪いの?だってさ、一般企業で転職するなとかヘッドハンティングされても会社移るなとか言われたら大バッシングだろ?ただのブラックだよそれ— うさぎ (@Bay_Superfly) 2018年12月6日
巨人入りの丸選手について
カープファンとして、昔はFA移籍で出て行った選手に対して裏切り者扱いしてたけど、社会に出て起業して子供もできてヘッドハンティングの現場にも関わったことのある今としては、今回の丸選手の判断は当然だと思う。
もちろんカープも4連覇に向けて頑張ってほしい。
— 中畠 敦広@建築構造設計エンジニア (@nakahatatonkou) 2018年12月1日
これで、丸佳浩選手がFAで移籍した巨人で活躍でもしようものなら(活躍できなかったとしても)、この中の多くの選手がFA宣言をして移籍すると思います。
では、以下で予想していきますね。あくまで予想ですから、サラッと流してくださいね(笑)。
2018年オフ現在での広島カープFA流出予想
2018年現在の各球団のチーム状況で、広島カープの上記のFA権取得予定選手らがFA宣言するか、FA宣言した場合どの球団が狙うかを予想します。
野村祐輔 → 行使せず残留
今村猛 → 行使(ソフトバンク)
會澤翼 → 行使せず残留
菊池涼介 → 行使(ソフトバンク・阪神)
松山竜平 → 行使せず残留
2020年オフ現在での広島カープFA流出予想
田中広輔 → 行使(横浜DeNA)
2021年オフ現在での広島カープFA流出予想
大瀬良大地 → 行使(ソフトバンク)
九里亜蓮 → 行使せず残留
中崎翔太 → 行使せず残留
中田廉 → 行使(阪神・オリックス)
一岡竜司 → 行使せず残留
2022年オフ現在での広島カープFA流出予想
鈴木誠也 → 行使(巨人・ソフトバンク他)
→ 菊池涼介FA取得いつ?FAランクや成績は?残留か巨人移籍か?
→ 松山竜平FA権行使せずカープ残留2018オフ|年俸推移や成績
→ 広島カープ2019年俸一覧ランキング|増減と1億円プレイヤーは?
まとめ
2018年シーズンオフ、丸佳浩選手が国内FA権を行使して巨人に移籍しました。
この丸佳浩選手のFA移籍がきっかけになって、主力が次々とFAで他球団に流出するのではないかという懸念がありますので、その点についていろいろと予想してみました。
FA権を行使するか、移籍するならどこか、という予想は、ホントにフィーリングで書いただけですから、サラッと流してくださいね(笑)。
2019年、セ・リーグ4連覇と1984年以来35年ぶりの日本一を目指す、広島カープの戦いぶり、そしてFA権を取得する選手の動向にも注目しましょう!