ホセ・ロペス選手と言えば、横浜DeNAベイスターズの主軸で一塁手としての守備もピカイチで、2018年シーズン終了時点で3年連続ゴールデングラブ賞を受賞中です。
2012年オフに巨人に入団した時のロペス選手の触れ込みとしては、
「マリナーズでイチローと1・2番コンビだった」
「メジャー通算1005安打」
といったものでしたよね。
あれから日本で6年(巨人で2年、横浜DeNAで4年)プレーをして着々と安打を重ね、2018年シーズン終了時点で、日本通算796本安打を数え、日米通算1801安打となっていて、あと199本で日米通算2000本安打を達成します。
順調にいけば、2020年シーズンには達成できそうですね!
これでホセ・ロペス選手も名球会入りの条件を満たすと思ってしまいがちですが、ホセ・ロペス選手が日米通算2000本安打を達成したとしても、名球会入りの条件は満たさないことになってしまうのです。
どうしてなのか?
ここでは、ホセ・ロペス選手の日米通算2000本安打に向けて、これまで着々と積み重ねてきた安打や成績を年度別で振り返るとともに、ホセ・ロペス選手の日米通算2000本安打が名球会入りの条件を満たさない理由も紹介します。
横浜DeNAホセ・ロペスの年齢や出身地などのプロフィール
横浜DeNAの攻守の要とも言える大黒柱、ホセ・ロペス選手の年齢や出身地などを簡単なプロフィールとともにチェックしましょう。
英語表記:Jose Lopez
国籍:ベネズエラ
出身地:アンソアテギ州バルセロナ
生年月日:1983年11月24日
2019開幕時年齢:35歳
身長:183センチ
体重:103キロ
利き手:右投げ右打ち
守備位置:内野手(主に一塁手)
絶対勝つ…チャモ頼む??
2018.10.9#baystars #ロペス pic.twitter.com/pEDE6qZGas— ぴらふ (@pirahu_rancham) 2018年10月9日
年俸:2億3000万円(2018)
背番号
・22(04~05、11)
・4 (06~10、12)
・11(11)
・18(12)
・5 (13~14)
・2 (15~ )
マイナーも含めた経歴
・マリナーズ(01~10)
・ロッキーズ(11)
・マーリンズ(11)
・インディアンス(12)
・ホワイトソックス(12)
・巨人(13~14)
・横浜DeNA(15~ )
ホセ・ロペス日米通算2000歩安打への歩みと成績
ホセ・ロペス選手が積み重ねてきた安打をはじめとする打撃成績を、年度別で振り返ってみましょう。
年齢はシーズン開幕時の年齢です。
【メジャー成績】
年 (年齢) |
所属 | 出場 | 安打 | 打率 | HR・打点 |
2004 (20) |
マリナーズ | 57 | 48 | .232 | 5・22 |
2005 (21) |
54 | 47 | .247 | 2・25 | |
2006 (22) |
151 | 170 | .282 | 10・79 | |
2007 (23) |
149 | 132 | .252 | 11・62 | |
2008 (24) |
159 | 191 | .297 | 17・89 | |
2009 (25) |
153 | 167 | .272 | 25・96 | |
2010 (26) |
150 | 142 | .239 | 10・58 | |
2011 (27) |
ロッキーズ | 38 | 26 | .208 | 2・8 |
フィリーズ | 44 | 24 | .226 | 6・13 | |
2012 (28) |
インディ アンス |
66 | 53 | .249 | 4・28 |
ホワイト ソックス |
15 | 5 | .217 | 0・0 |
2001~2003年はメジャーでの出場がありませんでした。
≪メジャー通算成績≫
出場:1036試合
安打:1005本
本塁打:92本
打点:480
【日本プロ野球成績】
年 (年齢) |
所属 | 出場 | 安打 | 打率 | HR・打点 |
2013 (29) |
巨人 | 121 | 130 | .303 | 18・55 |
2014 (30) |
134 | 91 | .243 | 22・57 | |
2015 (31) |
横浜DeNA | 140 | 150 | .291 | 25・73 |
2016 (32) |
123 | 127 | .263 | 34・95 | |
2017 (33) |
142 | 171 | .301 | 30・105 | |
2018 (34) |
110 | 127 | .262 | 26・77 | |
2019 (35) |
? | ? | ? | ? |
≪日本プロ野球通算成績≫
出場:770試合
安打:796本
本塁打:155本
打点:462
≪日米通算成績≫
出場:1806試合
安打:1801本
本塁打:247本
打点:942
ロペスが満たせない名球会入り条件とは?
日本プロ野球には「名球会」というものがあり、何度か名球会入りの条件が改定されていますが、2018年シーズンオフ現在での名球会入りの条件は以下です。
・通算200勝以上
・通算250セーブ以上
・通算2000本安打以上
成績で言うところの条件はこの3つです。
また、この3つは日米通算での記録が認められていますから、例えば、松井秀喜さんは日米通算2643安打(NPN1390本、MLB1253本)なので名球会会員です。
メジャー通算1005安打のホセ・ロペス選手が仮に日本で995安打を放った時、日米通算2000本安打を達成しますが、名球会入りの条件は満たしていないのです。
なぜなのか?
名球会入りの細かい条件の中にこういうものがあります。
【日米通算記録の場合、NPBでの記録をスタート地点とする】
こんな条件がなぜ必要なのか?
極端な例になりますが、2014年限りで引退したデレク・ジーター選手ですが、仮に、2015年に日本プロ野球の球団に入団したとしましょう。
この時点でジーター選手は2014年シーズン終了時点で、メジャー通算3465安打の記録を持っています。
さらに、2015年に日本プロ野球で1安打放ったとしましょう。そうすると日米通算3466安打となり、あっさりと名球会入りの条件を満たしてしまうことになります。
なので、日本プロ野球で安打を1本目を打った時点から、名球会入りに向けての通算安打のカウントが開始されるという条件が必要になるわけです。
実際、楽天イーグルスに在籍していたアンドリュー・ジョーンズ選手が、2013年に日米通算2000安打を達成していますが、名球会入りの条件を満たしたことにはなりませんでした。ただファンからは喝采を浴びていましたね。
ホセ・ロペス選手も名球会入りを目標にしてプレーをしているわけではないので、こんなことを気にしているとは思いません。
ホセ・ロペス選手が日米通算(正確には米日通算?)2000本安打を達成した時には、ファンとしては素直に拍手を送りたいですね!
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まとめ
横浜DeNAベイスターズのホセ・ロペス選手が積み重ねた日米通算の安打数が2000本に近づいてきているということで、注目してみました。
さらに、日米通算2000本安打と言えば名球会入り、と思ってしまうのですが、ホセ・ロペス選手の場合は、実は条件を満たしていないということを紹介しました。
チームの勝利のために選手はプレーしていますから、名球会入り云々は選手としてはオマケのようなものだと思いますが、豆知識として紹介しました。
2019年もホセ・ロペス選手の活躍に注目したいですね!