巨人と言えば、潤沢な資金を使っての補強が他球団よりも多い球団で、FAでの補強や、他球団で活躍した外国人助っ人選手を、高額の年俸を提示して移籍を実現させることが多くて、他球団ファンから「強奪」と言われることもしばしば。
生え抜き重視主義の考えを持っている方なら、巨人ファンですらぼやくこともありますよね。
さて、ここでは、2011年から2015年にかけて、巨人がFAやトレードで獲得した選手、さらには外国人助っ人選手を紹介します。
この頃は、原辰徳監督第二次政権の2回目の黄金期(2012~2014年リーグ3連覇・2012年日本一)を迎えていた時期です。
チェックしましょう!
もくじ
巨人が2011年に獲得した選手は?
巨人が、2010年オフから2011年シーズン中に獲得したFA移籍選手、トレード選手、新外国人助っ人選手などの一覧を見ていきましょう!
日程 | 名前 | 獲得方法 | その後 |
10/11/5 | 須永英輝 | 日本ハムと 交換トレード (W・オビスポ) |
2015年途中 トレード |
10/11/5 | 紺田敏正 | 日本ハムと 交換トレード (W・オビスポ) |
2011年オフ 退団 |
10/11/11 | 土井健大 | オリックス 戦力外 (育成契約) |
2011年オフ 戦力外 |
11/5/9 | 高橋信二 | 日本ハムと 金銭トレード |
2011年オフ 退団 |
11/6/30 | サブロー (大村三郎) |
ロッテと 交換トレード (工藤隆人) |
2011年オフ FA移籍 (ロッテ) |
2010年オフから2011年シーズン中にかけては、「5人」の補強です。
ただ、そのうち4人が2011年オフに退団していて、良い補強ができたとは言い難い結果になっていますね。
巨人が2012年に獲得した選手は?
巨人が、2011年オフから2012年シーズン中に獲得したFA移籍選手、トレード選手、新外国人助っ人選手などの一覧を見ていきましょう!
日程 | 名前 | 獲得方法 | その後 |
11/12/6 | 小林高也 | 中日戦力外 (育成契約) |
2012年オフ 引退 |
11/12/6 | 中谷仁 | 楽天戦力外 | 2012年オフ 引退 |
11/12/13 | 村田修一 | 横浜DeNAから FA移籍 |
2017年オフ 退団 |
11/12/9 | 石井義人 | 西武戦力外 | 2014年オフ 引退 |
11/12/16 | デニス・ ホールトン |
ソフトバンク 自由契約 |
2013年オフ 退団 |
11/12/23 | 杉内俊哉 | ソフトバンク FA移籍 |
2018年オフ 引退 |
12/1/12 | 高口隆行 | ロッテ FA人的補償 (サブロー) |
2013年オフ 引退 |
12/3/19 | 真田裕貴 | 横浜DeNA 自由契約 |
2012年オフ 退団 |
12/6/13 | 久米勇紀 | ソフトバンク 交換トレード (レビ・ロメロ) |
2012年オフ 退団 |
12/6/13 | 立岡宗一郎 | ソフトバンク 交換トレード (福本淳史) |
在籍中 |
2011年オフから2012年シーズン中にかけては、「10人」の補強です。
杉内俊哉投手、村田修一選手、デニス・ホールトン投手らビッグネームが多く、2012年のリーグ優勝と日本一に貢献しましたね!
ノーヒットノーランを達成し12勝をあげた杉内俊哉投手、同じく12勝のデニス・ホールトン投手、ベストナインに輝いた村田修一選手。
個人的に印象の強い補強の成功は、トライアウト受験から入団した元西武の石井義人選手ですね。
37打数15安打、代打率.405、得点圏打率.444という驚異的な活躍で、2012年クライマックスシリーズMVPに輝きました!
巨人が2013年に獲得した選手は?
巨人が、2012年オフから2013年シーズン中に獲得したFA移籍選手、トレード選手、新外国人助っ人選手などの一覧を見ていきましょう!
日程 | 名前 | 獲得方法 | その後 |
12/11/7 | 香月良太 | オリックス 交換トレード (東野峻) |
2016年オフ 退団 |
12/12/5 | 阿南徹 | オリックス 交換トレード (山本和作) |
2015年オフ 退団 |
12/11/13 | 井野卓 | 楽天と 交換トレード (金刃憲人) |
2014年オフ 退団 |
12/11/13 | 横川史学 | 楽天と 交換トレード (中澤広基) |
2015年オフ 引退 |
13/4/28 | 青木高広 | 広島と 交換トレード (小野淳平) |
2015年オフ 引退 |
2012年オフから2013年シーズン中にかけては、「5人」の補強です。
個人的には、青木高広投手のトレードが良かった印象がありますね。
巨人が2014年に獲得した選手は?
巨人が、2013年オフから2014年シーズン中に獲得したFA移籍選手、トレード選手、新外国人助っ人選手などの一覧を見ていきましょう!
日程 | 名前 | 獲得方法 | その後 |
13/11/26 | 井端弘和 | 中日自由契約 | 2015年オフ 引退 |
13/12/4 | 大竹寛 | 広島から FA移籍 |
在籍中 |
13/12/9 | 片岡治大 | 西武から FA移籍 |
2017年オフ 引退 |
2013年オフから2014年シーズン中にかけては、「3人」の補強です。
2013年オフにFAで広島カープから移籍してきた大竹寛投手と、人的補償で広島カープに移籍した一岡竜司投手。
この両投手のその後の活躍と年俸の推移は言うまでもないですね。
巨人が2015年に獲得した選手は?
巨人が、2014年オフから2015年シーズン中に獲得したFA移籍選手、トレード選手、新外国人助っ人選手などの一覧を見ていきましょう!
日程 | 名前 | 獲得方法 | その後 |
14/11/14 | 吉川大幾 | 中日戦力外 | 在籍中 |
14/11/18 | 堂上剛裕 | 中日戦力外 (育成契約) |
2014年オフ 引退 |
14/12/8 | 金城龍彦 | 横浜DeNA FA移籍 |
2015年オフ 引退 |
14/12/8 | 相川亮二 | ヤクルト FA移籍 |
2017年オフ 引退 |
2015/6/10 | 矢貫俊之 | 日本ハム 交換トレード (須永英輝) |
2016年オフ 引退 |
2015/6/10 | 北篤 | 日本ハム 交換トレード (矢野謙次) |
2017年オフ 引退 |
2014年オフから2015年シーズン中にかけては、「6人」の補強です。
2対2のトレードで矢野謙次選手を手放したのは驚きでしたね。
補強した選手も顔ぶれとしては地味ですが、吉川大幾選手はスーパーサブとしての地位を確固たるものにしていて、2019年から背番号「00」に変更し、今後も活躍を続けてくれるでしょう。
→ 巨人の歴代補強選手一覧|FA・新外国人選手【2001~2005年】
→ 巨人の歴代補強選手一覧|FA・新外国人選手【2006~2010年】
→ 巨人のFA獲得選手の歴代一覧|補強成功よりも失敗が多い?
→ 巨人2019年の年俸一覧とランキング|増減と1億円プレイヤーは?
まとめ
2010年オフから2015年のシーズン中にかけて、巨人が敢行した補強の一覧を紹介しました。
FA移籍、トレード、テスト入団、その他、自由契約選手との契約など、ドラフト以外で巨人に「29人」が入団していて、偶然にも2006~2010年の5年間の補強人数と同じでした。
2012年にピークを迎えた強さが徐々に陰りを見せながらもリーグ3連覇は見事でした。
そして、2018年オフ現在、2014年の優勝を最後に4年間、巨人は優勝から遠ざかることになります…。